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多くの米国人は深刻な末梢動脈疾患に対する治療を受けていない


[2011/06/27]
多くの米国人は深刻な末梢動脈疾患に対する治療を受けていない

何百万人もの米国人が末梢動脈疾患(PAD)に罹患しているにもかかわらず、治療を受けておらず、致死的な心臓障害リスクにさらされていることが新しい研究で明らかになった。「この疾患が健康に具体的にどのように影響するのかは不明だが、疾患保有者で治療薬を服用していない人では、研究期間中に全死因死亡数が多かった」と研究者らは述べている。

末梢動脈疾患は、プラークにより下肢(脚)の動脈に閉塞が生じるアテローム性動脈硬化症が原因で生じる。医師はこの疾患について昔から知っていたが、多くの注目を集め始めたのはここ20年に過ぎない。患者は脚に痛みや灼熱感を感じ、潰瘍や下肢切断に至るケースもあるが、症状が発現しないケースが多い。腕と足首の簡便な血圧検査により検出することができるが、検査をルーチン化すべきかどうかについては議論が行われている。

今回の研究で、米ハーバード大学医学部(ボストン)准教授のReena L. Pande博士らは、40歳以上の7,458人を対象とした全米調査の統計データを分析。1999年から2004年まで追跡を行った。研究の結果、米国成人約700万人に相当する被験者の約6%に末梢動脈疾患が認められた。このうち25、36、31%はそれぞれ降圧薬、アスピリンまたはコレステロール低下薬を服用していた。

7年間の研究期間中、前記の2剤以上を併用していた被験者は全死因死亡率が65%低かったが、2剤以上を併用していた群とそうでない群の死亡者の割合は判明しなかった。研究結果は、米国心臓協会(AHA)誌「Circulation(循環)」オンライン版に6月20日に掲載された。

Pande氏は「この知見は、末梢動脈疾患が体内の至る部位で起こりうる血管閉塞の早期警告サインであるという考えを支持するものである。末梢動脈疾患は全身の問題を表していると考えられ、下肢で起きることは心臓や脳など身体の他の部分でも生じうる。今回の研究は、このような患者を見つけ出し、適切な治療を受けさせるべきかという問題を提起している」と述べている。

米マウントサイナイ医科大学(ニューヨーク)のJeffrey W. Olin博士は、「この研究は、医師が末梢動脈疾患をより深刻にとらえ、治療すべきであることを示すさらなるエビデンス(科学的根拠)となるものである。多くの場合、医師は患者にその症状があることを知っても治療薬を処方しない。我々は、末梢動脈疾患患者は脚が原因でなく、心臓発作や脳卒中で死亡することを医療従事者に認識させようと、15年間この問題に取り組んできた」と述べている。(HealthDay News 6月20日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=654119
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