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アルツハイマー病の早期徴候を検出する脳スキャンが年内にも利用可能に


[2011/06/20]
アルツハイマー病の早期徴候を検出する脳スキャンが年内にも利用可能に

アルツハイマー病の早期の警告的徴候(warning sign)を検出する脳スキャンが、年内にも米国で利用可能となる見込みであることが、米サンアントニオで開催された米国核医学会(SNS)年次集会で報告された。ただし、アルツハイマー病患者にとっては、まだ有効な治療法が開発されていない現状では、この診断法が有用なものとなるには時期尚早かもしれない。

アルツハイマー病は米国では死因の6番目となっており、近年、その死亡数は増加傾向にある。同集会では、脳に沈着し、老化(senility)現象を引き起こすβ(ベータ)アミロイドと呼ばれる脳内蛋白(たんぱく)の徴候を検出するPET(ポジトロンCT)スキャンの有効性を示す3件の研究結果が発表された。

そのうち1件の研究で、米テキサス大学サウスウエスタン・メディカルセンター(ダラス)の研究者らは、PETスキャナーで検出される蛋白濃度は脳における情報処理が遅い人のほうが高く、高齢者ではより高度な記憶障害に関係することを明らかにした。ただし、脳スキャンにより老化の徴候がみられた患者を治療するための医師の選択肢は限られている。

別の研究発表者のオーストラリア、オースティンAustin病院(メルボルン)PETセンターのChristopher Rowe氏は「より正確かつ早期に診断を受けられることは、記憶力が低下し始めたときに起きている問題を知りたい人にとって重要である。残念ながら、有効な治療法が見つかるまで疾患の進行を止めるためにできることはない。有効な治療法が見つかれば、本当の価値が出る」と述べている。

また同氏は、「このスキャンは安価でなく米国では何千ドルもかかるが、約90%でアルツハイマー病を正確に診断できる。医師自身が行う場合は80%になる。このスキャンにより同疾患を早期段階で検出できる」という。アミロイドスキャン技術の開発を行った米Avid Radiopharmaceuticals社では年末までに米国食品医薬品局(FDA)による承認を受けたいとしている。Rowe氏は同社の顧問を務めている。

米デューク大学メディカルセンター(ノースカロライナ州)のJames R. Burke博士は、スキャナーを用いた診断の価値に疑問を呈し、「アミロイドを低減し、認知力低下を予防する治療法があれば、これらのスキャンの汎用性を議論する可能性がある」とする一方で、「ただし、脳スキャンは現在、研究ツールとして価値がある」と述べている。専門家は、学会発表された研究が医学誌に掲載される際に行われる厳格な吟味を受けていないため、予備的とみなす必要があるとしている。(HealthDay News 6月8日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=653700
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