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心臓発作時の死に対する恐怖は事態を悪化させる


[2011/06/17]
心臓発作時の死に対する恐怖は事態を悪化させる

心臓発作患者で、発生時または発作後数日間、死を非常に恐れる患者では、さほど恐怖感を抱かない患者に比べて、長期的な悪化をもたらす指標である炎症が増大することが、英国の小規模研究で示唆された。

英ロンドン大学(UCL)のAndrew Steptoe氏らは、18カ月間に急性冠症候群(ACS)のためセント・ジョージ病院(ロンドン)を受診した208例を評価。入院中、被験者に死の恐怖について尋ねると同時に、炎症の誘発に関与する腫瘍壊死因子(TNF)の血中濃度も測定した。3週間後、被験者の自宅を訪ね、心拍変動と唾液中のストレスホルモンであるコルチゾール値を測定した。

その結果、5例中1例が極度の苦悩と死の恐怖を感じたことを報告し、3分の2では中等度以上の情動的反応がみられた。若齢、貧困、結婚していない(おそらく社会的孤独を示す)人のほうが強い反応を示す可能性が高かった。入院時に死の恐怖を感じた被験者ではTNF値が4倍上昇していた。3週間後、TNF値は心拍変動およびコルチゾール値の低下と関連することが判明した。

心拍変動の低下は、心臓発作後のより高い死亡率と関連していたが、低コルチゾール値は身体が心臓発作による炎症を抑えられないことを示している可能性が考えられた。なお、心臓発作の既往は患者の恐怖には影響しなかった。研究結果は、欧州心臓病学会(ESC)誌「European Heart Journal」オンライン版に6月1日掲載された。

今回の研究では、約23%の患者が3週間後に脱落し、女性がほとんど含まれていなかったこと、大多数の患者がSTEMI(ST上昇型心筋梗塞)を有しており、今回の知見が非STEMI心臓発作にはあてはまらない可能性があることなどいくつかの限界がある。また、精神的苦痛が生物学的所見を引き起こすのかその逆なのかという、いわゆる“ニワトリと卵”の問題も解明されていない。(HealthDay News 6月1日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=653504
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