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4製剤配合剤の1日1回投与で心血管リスクが半減


[2011/06/07]
4製剤配合剤の1日1回投与で心血管リスクが半減

“polypill(ポリピル)”と呼ばれる安価な合剤の1日1回投与により、使用者の心疾患や脳卒中のオッズが半減することが、新しい国際研究で示された。この合剤は、2つの降圧薬(ACE阻害薬 [リシノプリル10mg]、利尿薬 [ヒドロクロロチアジド12.5mg] )とアスピリン75mg、スタチン(シンバスタチン20mg)の4剤を含み、これらすべての心臓保護薬を服用しやすくデザインしたもの。

今回の研究は、オーストラリア、ブラジル、ニュージーランド、英国の公衆衛生当局の資金提供を受けて、オーストラリア、ジョージ国際保健研究所(シドニー)グローバルヘルス教授のAnthony Rodgers氏らが実施。インドを拠点とする製薬会社ドクターレディズ・ラボラトリーズDr. Reddy's Laboratoriesは同薬を提供したが、資金は提供していない。

同氏らは、今後5年間で心疾患リスクが中等度に増大すると評価された50〜70歳の378人を、polypill投与群またはプラセボ投与群に無作為に割り付けた。被験者は英国、オーストラリア、ブラジル、インド、ニュージーランド、オランダ、米国出身者であった。

研究の結果、12週間で、polypill群の収縮期血圧(最大血圧)は平均9.9mmHg低下した。LDL(低リポ蛋白)コレステロールはプラセボ群と比べて、平均0.8mmol/L(約31mg/dL)低下し、Rodgers氏によれば「これは“有意”であり、この改善により心血管リスクが半減すると推定される」という。ただし、polypill群の6人中約1人に副作用が認められ、20人中約1人はそのために服用を中止した。この割合は同薬に関する以前の研究よりも高かった。

Rodgers氏は「この分野では、個別の投薬よりも全体的なリスクに対応することが重要であることがわかっており、この錠剤はそのパラダイムの変化の一部である。また、1日1錠であるため、複数の錠剤に比べて服薬遵守(コンプライアンス)も改善するはずである」と述べる一方で、全体としてpolypillのベネフィット(便益)は有意であったが他の研究で示唆されているほど大きくなく、副作用も考えられていたほど少なくはなかったと指摘。この知見を踏まえて、同氏らは「主に心疾患または脳卒中のリスクがある人に同薬を使用すべきである」としている。

別の専門家は「polypillに用いられる個々の薬剤はジェネリック薬であり、1つの錠剤になればさらに安価になると思われる」と述べている。研究結果は、オンライン科学誌「PLoS One」に5月25日掲載された。(HealthDay News 5月25日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=653307
Copyright (c) 2011 HealthDay. All rights reserved.

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