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皮膚を虫が這うと訴える患者では妄想のケースが多い


[2011/05/25]
皮膚を虫が這うと訴える患者では妄想のケースが多い

皮膚科医は、臨床的エビデンス(根拠)がないにもかかわらず、寄生虫による皮膚感染を訴える患者を診察することがある。こうした症例では、すべて患者の想像(妄想)であるとする一般的な診断が正しい場合が多いことが、新しい研究で、示唆された。研究者らは、患者が“寄生虫妄想症(delusional parasitosis)”と呼ばれる精神疾患を有するとしている。

米メイヨークリニック(ミネソタ州ロチェスター)皮膚科教授のMark D. Davis博士は、「微生物(organism)を見逃していることが判明したのではない。医師が妄想症を疑う場合、その臨床的な印象は皮膚生検でも変わらないと予測できる」という。患者は自分の皮膚に昆虫や微生物、蠕(ぜん)虫が外寄生(infest)していると考え絶望的になり、ピンセットやナイフで取り出そうとしたり、多くの医師の診断を受け抗生物質を入手しようする。生活が破綻している患者も多いという。

今回の研究で、同氏らは2001〜2007年にメイヨークリニックを受診し、生物・無生物の侵入を訴えた108人の皮膚の検体を調べた。被験者の75%が女性で、平均2.3年間症状がみられた。被験者の79%は微生物の外寄生を訴え、それ以外は蠕虫や卵、線維、もしくは“微小片”や木材腐朽菌、ガラス、車のオイルなど他のものが侵入していると信じていた。

皮膚生検または患者の皮膚検体の検査もしくはその両方を行った結果、大多数の検体に皮膚炎や潰瘍化、または炎症などその他の皮膚疾患の徴候がみられた。1検体にのみ外寄生の可能性のある昆虫ケジラミが認められた。Davis氏らはこの知見について、「皮膚の炎症とそれに伴う不快感が、妄想症状を引き起こす病理的な基礎疾患である可能性を示唆するものである」としている。

研究結果は、医学誌「Archives of Dermatology(皮膚科学)」オンライン版に5月16日掲載された。(HealthDay News 5月16日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=652968
Copyright (c) 2011 HealthDay. All rights reserved.

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