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長時間の労働は心臓に有害


[2011/04/11]
長時間の労働は心臓に有害

心疾患の危険因子(リスクファクター)に長時間労働を加える時が来たのかもしれない。同僚よりも長時間働くと、心臓発作が起きる可能性が有意に増大することが、英国の事務職を対象とした新しい研究で示された。労働時間が定期的に1日11時間以上の人は1日7〜8時間の人に比べて心疾患を発症する可能性が67%高かったという。

英ロンドン大学ユニバーシティカレッジの社会疫学教授のMika Kivimaki氏らは、低リスク集団に属する英国の公務員約7,100人を対象に、1991年から2004年まで追跡調査し、心疾患の徴候のある被験者を選別した。被験者の約70%が男性で、大多数(91%)が白人であった。研究終了時までに約2.7%が冠動脈疾患を発症した。被験者は、自宅に持ち帰ったものを含め、仕事に費やす時間数を報告した。

研究その結果、半数以上(54%)が1日7〜8時間、21%が1日9時間、15%が1日10時間、10%強が11時間以上働いていた。労働時間が1日11時間強の被験者では心疾患リスクが高まると同時に、その一部は他のリスク全般が高まったという。研究結果は、医学誌「Annals of Internal Medicine(内科学)」4月5日号に掲載された。

Kivimaki氏は「フラミンガムリスクスコアに労働時間を加えることで、後に心疾患を発症する人の特定が改善した」としながらも、超過勤務と心疾患発症との直接的な因果関係を確認できなかった点を指摘している。また、同氏らは「先進国では長時間労働がより一般的になりつつあり、それにより労働者の冠動脈疾患のオッズが増大する可能性がある」としている。

米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)デビッド・ゲフェンDavid Geffen医学部のGregg C. Fonarow博士は「長時間働く人は、運動や健康的な食事、医師の診察を受ける時間が少ない。より多くのストレスに曝され、睡眠時間が短く、心血管リスクの一因となる行動をとっている可能性がある」と述べている。(HealthDay News 4月4日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=651527
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