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遺伝子の ”オン/オフ”スイッチが乳癌(がん)転移の手がかりに


[2011/04/05]
遺伝子の ”オン/オフ”スイッチが乳癌(がん)転移の手がかりに

2種類のいわゆる“エピジェネティック・シグネチャー(epigenetic signature)”により、アグレッシブな癌(がん)とそれほどアグレッシブでない癌を区別できることが、新しい研究によって示された。この知見は、乳癌(がん)の転移時期を予測する方法につながる可能性がある。

エピジェネティック(後成的)な変化は遺伝子の塩基配列自体の変化ではなく、染色体内に遺伝子を保持する周囲の物質の変化が関与しており、遺伝子の活性化やその強度を調べるのに有用である。食事やストレス、疾患、環境汚染物質などの環境因子はいずれもエピジェネティクスに影響を及ぼす可能性がある。

米メモリアル・スローン・ケタリングMemorial Sloan-Kettering癌センター(ニューヨーク)のTimothy A. Chan博士は、「今回の知見は、より積極的な治療で恩恵を得られるよりアグレッシブな癌を検出する新たな診断スクリーニングツールにつながるだけでなく、治療における新しい生理学的標的(physiological target)への扉を開く可能性がある。また、癌の一因である修正可能な環境因子を特定することも不可能ではない」と述べている。

同氏らの主な目的は、特定の癌が転移するかどうかを明らかにし、その予防法を見つけるというもの。医学誌「Science Translational Medicine(サイエンス・トランスレーショナル医療)」3月23日号に掲載された今回の研究で、Chan氏らはホルモン受容体陽性癌、陰性癌、転移癌、非転移癌など、さまざまな種類の乳癌を集め、メチル化(methylation)プロファイルを分析した。メチル化はゲノムに残されたエビジェニック“マーク”である。

研究の結果、高度メチル化と低度メチル化を示す2つの主なサブグループが認められた。高度メチル化群にはゲノムレベルでかなり安定している傾向があり、主にホルモン陽性の癌で構成されていた。低度メチル化群には、ホルモン陰性群すべてとホルモン陽性癌の約半数が含まれていた。高度メチル化を伴う腫瘍を有する女性の状態は、ホルモン受容体の状態にかかわらず、他群よりはるかに良好であった。

米メイモニデスMaimonidesメディカルセンター(ニューヨーク)のPatrick Borgen博士は、「今回の研究によって乳癌をさらに、転移の可能性が高いものとその可能性の低いものに分けることができ有用である。この種のスクリーニング技術は、現時点では日常の臨床医には手の届かないところにあるが、今後の研究の重要な基盤となる」と述べている。(HealthDay News 3月23日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=651187
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