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腎疾患患者に対するルーチンのリスク評価の有用性に疑問符


[2011/03/29]
腎疾患患者に対するルーチンのリスク評価の有用性に疑問符

慢性腎疾患患者の心疾患リスク評価のために、ルーチンのリン、カルシウム、副甲状腺(上皮小体)ホルモンの血中濃度測定が行われているが、60年以上に遡って関連研究を新たに分析した結果、これら検査の一部においてその有用性が疑問視されることが明らかになった。

米国医師会誌「JAMA」3月16日号に掲載された研究では、これらの“バイオマーカー”、特にカルシウムと副甲状腺ホルモンにより、心臓障害の診断や予防を行うことを支持するエビデンス(科学的根拠)はほとんどなかったという。ただし、血中リン高値と腎疾患患者の死亡率との関連は確認された。

今回の研究で、イタリア、マリオネグリMario Negri南コンソーシアム(サンタ・マリーア・インバーロ)のGiovanni FM Strippoli博士らは、1947〜2010年における入手可能な全文献をレビューし、これらのバイオマーカーに関する研究47件を分析対象とした。

研究の結果、死亡リスクは血清中リン濃度が1mg/dl増加するごとに18%増大することが判明した。ただし、死亡率と副甲状腺ホルモン濃度またはカルシウム濃度との関連は認められなかった。リン高値の治療が死亡リスクに影響を与えうるかどうかを評価するために実施された適切な研究はなかったという。

Strippoli氏は「リン、カルシウム、副甲状腺ホルモンと重要な健康転帰(死亡や心血管疾患)とのつながりを示す研究はあまりにも少なく、不足していた。したがって、特にカルシウムと副甲状腺ホルモンでは規定の目標値について優れたエビデンス(科学的根拠)は得られなかった。我々はバイオマーカーではなく疾患を治療することが必要である」と述べている。

同誌付随論説の著者である米ワシントン大学(シアトル)のBryan Kestenbaum博士は、「リンやカルシウムは血管壁の柔軟性に影響を及ぼすため、心疾患リスクが増大する可能性があり、副甲状腺ホルモンは心臓細胞に直接影響を及ぼして異常な増殖を促す可能性があるが、明らかな因果関係は示されていない。リン濃度上昇と死亡率との関連が明らかにされても、因果関係の有無は不明であり、リスク評価を行うための無作為化比較試験を行う必要がある」と述べている。(HealthDay News 3月15日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=650902
Copyright (c) 2011 HealthDay. All rights reserved.

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