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現行の小児心拍数・呼吸数基準ガイドラインの改訂が必要


[2011/03/28]
現行の小児心拍数・呼吸数基準ガイドラインの改訂が必要

現在用いられている小児の心拍数および呼吸数の基準範囲(reference range)ガイドラインを改訂する必要性のあることが、小児約14万3,000人を対象とした69件の研究レビューで示された。基準範囲は小児の診断評価や蘇生に用いられる。

研究著者の英オックスフォード大学のMatthew Thompson博士らによれば、今回のレビューにより既存のガイドラインと大きく異なる基準範囲が示されたという。新しい基準範囲では出生時から思春期早期に呼吸数が減少し、2歳未満の幼児で最も急激な減少がみられ、出生時の平均44回/分から2歳時には26回/分に減少した。また、平均心拍数は出生時の127回/分から約1か月後に最大145回/分となり、その後、2歳時には113回/分に減少した。

多くの場合、今回のレビューでみられた小児の呼吸数・心拍数は既存の範囲と完全に異なり、例えば既存の基準範囲を用いると健常な10歳児の約半数が心拍数または呼吸数に異常があると分類されるという。同氏らは、「今回作成した小児の呼吸数および心拍数の百分位数グラフ(centile chart)は、これらのバイタルサイン(生命徴候)の新たなエビデンスベースの基準範囲を示し、国際的な小児科ガイドラインにおいて現在引用されている基準範囲と大きく異なることが判明した」としている。

Thompson氏らはさらに、「この知見は、特に現行の範囲と百分位数グラフに大きな差があり、多くの小児が誤って分類される可能性の高い年齢群については、我々が提案した百分位数グラフに基づく新しい閾値(threshold)を用いて、現行のコンセンサス(合意)に基づく基準範囲を改訂すべきであることを示唆している」と述べている。研究結果は、英医学誌「Lancet(ランセット)」オンライン版に3月15日掲載された。

英トランスレーショナル医学研究所(リバプール)のRosalind L. Smyth博士は、今回の研究が性差に言及せず、さらに疼痛や苦悩による心拍数増加の可能性を考慮していない点を指摘しつつも、「この百分位数グラフは、医師が心拍数や呼吸数が正常な場合と異常な場合を区別するのに役立ち、臨床的境界を年齢別に設定する必要性を確立するための研究を促すものである」と付随論説で述べている。(HealthDay News 3月15日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=650808
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