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大量の蒸留酒は膵癌(がん)による死亡リスクを高める


[2011/03/23]
大量の蒸留酒は膵癌(がん)による死亡リスクを高める

大量飲酒者では膵癌(がん)による死亡リスクが高まることが、新しい研究によって示された。膵癌は、最も致死性の高い癌の1つで、症状が現れたときにはすでに進行しており、急速に転移することが多い。さらにやっかいなことに難治性であり、5年生存率は5%に満たない。

米国癌協会(ACS)疫学副部長のSusan Gapstur氏らは、癌予防研究II(CPS II)に参加した100万人以上の男女のデータを収集。24年間の追跡調査期間中、6,847人が膵癌で死亡した。研究の結果、既知の膵癌の危険因子である喫煙歴はないが強い蒸留酒など(liquor)を1日3杯以上飲む人は非飲酒者に比べて、膵癌による死亡リスクが36%高いことが判明した。

Gapstur氏は「全体からみれば、今回の知見は大量の飲酒が膵癌の独立した危険因子であるというエビデンス(科学的根拠)の1つであり、女性は1日1杯、男性は1日2杯までにアルコール類の摂取量を制限するよう推奨しているACSの癌予防ガイドラインの重要性を強調するものである」と述べている。

同氏はさらに、「今回の大規模前向き(プロスペクティブ)研究で、非喫煙者を対象に幅広いアルコールの1日摂取量と膵癌による死亡率との関連性を調べることができた。ビールやワインではなく蒸留酒を摂取した場合にのみ関連性が認められた。アルコールの種類によってその度合いが異なる理由は不明だが、ワインやビールに比べて蒸留酒では実際に消費するアルコール量が多いためと考えられる」としている。

米マイアミ大学ミラー医学部シルベスターSylvester 総合癌センター内科助教授のAlberto J. Montero博士は、「膵癌の生存率は過去30年間ほとんど変わっておらず、我々はその自然経過を変えることに成功していない。ただし、膵癌に罹患する絶対リスクは小さい。喫煙者の場合は、膵癌よりも肺癌になる可能性のほうがはるかに高く、飲酒では膵癌よりも肝癌や肝硬変の発症リスクのほうが高い」と述べている。

研究結果は、医学誌「Archives of Internal Medicine(内科学)」3月14日号に掲載された。(HealthDay News 3月14日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=650837
Copyright (c) 2011 HealthDay. All rights reserved.

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