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オピオイド系鎮痛薬使用癌(がん)患者の3分の1に錯乱みられる


[2011/03/16]
オピオイド系鎮痛薬使用癌(がん)患者の3分の1に錯乱みられる

オピオイド系鎮痛薬を服用している癌(がん)患者の約3分の1に錯乱や失見当識、物忘れなどの認知障害が認められることが、新しい研究によって明らかにされた。

欧州の17の医療施設の癌患者1,915例を分析した結果、モルヒネなど非常に強力なオピオイド系鎮痛薬を服用している患者の32.9%は、観察者評価によるメンタルテストで時間や場所への見当識、注意および単語想起のスコアが低かった。また、肺癌患者は認知障害になる可能性が50%近く高かった。

今回の研究で、デンマーク、コペンハーゲン大学病院のGeana P. Kurita氏らは、平均年齢約62歳の被験者に、身体機能、情緒機能、認知機能、社会機能を評価する生活の質(QOL)、疲労や疼痛、吐気および嘔吐の経験に関する質問票に記入してもらった。最も多かった対象患者は、消化管癌、肺癌、乳癌、前立腺癌であった。

その結果、1日量400mg以上(経口モルヒネ当量)のオピオイド系鎮痛薬使用患者は1日量80mg未満の患者に比べて精神機能スコアが低い可能性が75%高かった。研究結果は、米国臨床腫瘍学会(ASCO)誌「Journal of Clinical Oncology」オンライン版に2月28日掲載された。

Kurita氏は、オピオイド系鎮痛薬使用と精神機能低下の関連は、鎮痛薬が障害を引き起こすことを証明しているわけではないと警告しつつも、「分析結果は、認知機能障害がオピオイド系鎮痛薬の投与量が多いほど悪化することを示している。悪化要因を知ることで医師は治療計画を改善できる」と述べている。(HealthDay News 3月3日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=650466
Copyright (c) 2011 HealthDay. All rights reserved.

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