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血圧上昇を伴う急性脳卒中に対する降圧治療の便益なし


[2011/02/24]
血圧上昇を伴う急性脳卒中に対する降圧治療の便益なし

血圧の上昇を伴う急性脳卒中の患者に対する降圧薬投与にベネフィット(便益)はなく、むしろ有害である可能性が新しい研究によって示され、英医学誌「Lancet」オンライン版に2月11日掲載されるとともに、米ロサンゼルスで開催された国際脳卒中会議で発表された。

医師らは、急性脳卒中患者における高血圧の治療法に確信を持てず、現行のガイドラインではそのままにすることを推奨している。今回の知見は、このガイドラインを裏付けるもの。ノルウェー、オスロ大学ウレバルUlleval病院のEivind Berge博士らは、急性脳卒中(虚血性もしくは出血性)患者2,029人を、アンジオテンシンU受容体拮抗薬(ARB)の1つであるカンデサルタン(商品名プロブレス)投与またはプラセボのいずれかに無作為に割り付けた。

研究の結果、1週間で同薬により患者の血圧は有意に降下した。しかし、6カ月時点では、死亡、心臓発作または脳卒中のリスクに群間差はなかった。また、統計学的有意差はなかったが、カンデサルタン群はプラセボ群に比べて、アウトカム(転帰)が不良である傾向がみられた。

カンデサルタン群では9例、プラセボ群では5例に低血圧に関連する症状がみられ、腎不全はカンデサルタン群の18例、プラセボ群の13例に認められた。Berge氏らは、急性脳卒中患者の降圧治療に便益がないことを示した他の研究もレビューし、「他の臨床試験が進行中であるが、これらが終了して結果が明らかになるまで、脳卒中の急性期におけるルーチンの降圧薬投与は適切でない」と述べている。(HealthDay News 2月11日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=649806
Copyright (c) 2011 HealthDay. All rights reserved.

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