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癌(がん)転移を予測する新しいバイオマーカーを発見


[2011/02/17]
癌(がん)転移を予測する新しいバイオマーカーを発見

癌(がん)細胞内のCPE-delta Nと呼ばれる蛋白(たんぱく)濃度が高いと、腫瘍が転移する可能性が高いことが、新しい研究で報告された。この蛋白はカルボキシペプチダーゼE(CPE)の変異体(variant)で、通常、ホルモン処理に関与している。

米国立小児保健発達研究所(NICHD)のY. Peng Loh氏が香港、カナダの研究者らとともに実施した今回の研究では、高濃度のCPE-delta Nは肝癌または一部の稀少な副腎癌が原発部位から転移するかどうかを90%の精度で予測したという。また、現在、医師は患者の予後を調べるのに病期(ステージ)と悪性度(グレード)を用いているが、これらの精度はこの蛋白の精度よりはるかに低かった。

Loh氏は「この蛋白濃度により、癌が同じ腫瘍または組織に再発するのか、別の部位で再発するのかを予測できる。現在、このような予測ができる正確なバイオマーカーはない」と述べている。同氏らは、肝癌患者99例、副腎の腫瘍である褐色細胞腫(pheochromocytoma)および傍神経節腫(paraganglioma)の患者14例から腫瘍と組織の検体を採取した。

研究の結果、CPE-delta N濃度が特定の閾値(threshold)、つまり周辺組織の2倍に達すると、2年以内に転移または再発の可能性が非常に高く、閾値未満では非常に低かった。この蛋白は、2年以内に再発しない腫瘍を76%の精度で予測した。CPE-delta N濃度は乳癌や結腸癌、頭頸部癌でも上昇し、この測定値がいくつかの癌で有用である可能性も示された。

同氏らは「まだ初期段階だが、今回の研究結果は癌が転移する可能性を調べる検査法を開発し、転移前に治療できる可能性を示唆している。CPE-delta Nは組織または腫瘍の検体が少量ですみ、完全切除を行う必要がないという利点もある」と述べている。研究結果は、医学誌「Journal of Clinical Investigation(臨床研究)」2月1号に掲載された。(HealthDay News 2月1日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=649390
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