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抗精神病薬の使用は統合失調症患者の脳組織喪失につながる


[2011/02/16]
抗精神病薬の使用は統合失調症患者の脳組織喪失につながる

統合失調症治療における抗精神病薬の使用は、わずかではあるが無視できない量の脳組織の喪失(brain tissue loss)に関連することが、新しい研究によって明らかにされた。

米アイオワ大学カーバーCarver医学部(アイオワシティ)精神医学のBeng-Choon Ho氏らは、統合失調症患者211例を対象に、7.2年間に平均3回、計674回の脳MRIスキャンを実施した。その後、罹病期間、疾患の重症度、薬物乱用、抗精神病薬投与という4つの因子による脳容積の長期的な変化を検討した。

研究の結果、より長い罹病期間および抗精神病薬投与はいずれも脳組織の喪失に関連していた。抗精神病薬が高用量になると、脳組織全体の喪失がみられ、灰白質が減少し、白質は徐々に減少した。疾患重症度と薬物乱用は脳組織の変化とほとんど、あるいはまったく関連していなかった。

同氏らは、「抗精神病薬は脳組織の喪失を引き起こすが、長期投与のベネフィット(便益)はリスクを上回る。ただし、今回の知見は、症状の管理に必要な最低用量(minimal amount)を処方することの重要性を示している」としている。この知見は、双極性障害やうつ病など、統合失調症以外の精神面の健康に問題がある患者に対する抗精神病薬処方にも懸念をもたらす。

付随論説の著者である別の専門家は「この知見を、統合失調症治療における抗精神病薬の使用中止の理由とすべきではない」と記している。研究結果は、医学誌「Archives of General Psychiatry(一般精神医学)」2月号に掲載された。(HealthDay News 2月7日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=649609
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