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制限食により幼児のADHD症状が軽減


[2011/02/14]
制限食により幼児のADHD症状が軽減

特別な制限食によって幼児における注意欠陥多動性障害(ADHD)の症状が有意に軽減されることが、新しい研究によって示唆された。

英医学誌「Lancet」2月5日号に掲載された研究で、オランダ、ADHD研究センター(アイントフォーフェン)のLidy M Pelsser氏らは、ベルギーとオランダのADHDと診断された4〜8歳の小児100人を、制限除去食(restricted elimination diet)を与える群と健康的な食事を勧める対照群のいずれかに無作為に割り付けた。被験者の大多数は男児であった。

制限食は、“食品数の少ない食事(few foods diet)”と呼ばれる米、肉、野菜、西洋ナシ、水のみの食事から開始し、その後、ジャガイモ、果物、小麦など、特定の食品で補った。制限食は5週間続けた。その後の4週間に、制限食群の小児にはある種の食品を食事に再導入する誘発試験(challenge test)を行った。同氏らは、低IgG(免疫グロブリンG)食品と高IgG食品とみなされる食品を選択した。

研究の結果、41例の小児が制限食期(phase)を終え、78%でADHD症状が軽減したが、対照群では改善が認められなかった。9例(22%)は制限食に反応しなかった。スコアの高いほうが重度の症状を示すADHD症状スケール(0〜72ポイント)は平均24ポイント減少した。制限食に反応した小児30例に誘発試験を行い、19例では症状が再燃した。低IgG食または高IgG食の使用は問題でないようであった。

Pelsser氏らは「厳密な指導下での制限除去食は、ADHDが食事に誘発されるかどうかを評価する貴重な手段である。保護者が診断に基づいた5週間の制限食に従いたいと考え、専門家の指導が受けられる場合は、ADHDを有するすべての小児で食事介入を検討すべきであると思う」と述べている。

付随論説の著者である米アリゾナ大学(ツーソン)精神医学・小児科学准教授のJaswinder Ghuman博士は、「制限食を機能させるには、食事法に厳密に従い、栄養に注意を払う必要がある。プライマリケア医と可能であれば栄養士の監督下で行うべきである。今回の研究は、除去食が長期にわたり症状を軽減するのかなど多くの疑問に答えていない」と述べている。別の専門家は、「より年長の小児に制限食を強制することは難しいので、ADHDを有する年長の小児の大多数には適さない」と述べている。(HealthDay News 2月3日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=649603
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