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ステージII大腸癌(がん)患者の再発予測に有用な遺伝子検査


[2011/02/01]
ステージII大腸癌(がん)患者の再発予測に有用な遺伝子検査

ColoPrintと呼ばれる遺伝子検査によって、再発リスクがより高いステージIIの大腸癌(がん)患者を特定できることが、ドイツの研究者らによって示され、米サンフランシスコで開催された米国臨床腫瘍学会主催の消化器癌シンポジウム(ASCOGI2011)で発表された。

同検査法は、医師が初回手術後にフォローアップ治療が必要な患者と不要な患者を決定する際に大いに役立ち、既存の再発予測法を改善したものであるという。ミュンヘン工科大学大学病院外科医/助教授のRobert Rosenberg博士らはColoPrintを開発するため、ヒトゲノム全体を詳しく調べ、ステージIIの疾患と診断された患者の再発リスクに関連する18遺伝子を同定した。

同氏らは、ステージIIまたはIIIの大腸癌の外科手術を終えた患者233例にこの検査を行い、平均8年間の追跡調査を実施した。研究の結果、ステージIIの癌を有し、同検査で低リスクと分類された患者では5年以内の再発が5%でのみ認められたが、高リスクと分類された患者では20%であった。

Rosenberg氏は「高リスク群は低リスク群に比べて遠隔転移発現リスクが4.1倍高かった。ColoPrintにより、追加療法が不要な患者の特定が容易になる」と述べている。今回の結果は以前の報告の結果と同様であり、より大規模な前向き試験が現在進められている。同氏は財務関係を開示していないが、他の著者らは同検査を製造しているAgendia社との関係を報告している。

米シカゴ大学内科臨床助教授のJennifer Obel博士は「ステージIIの大腸癌の80%は外科手術のみで治癒し、転移の発現率はごくわずかである。少数にのみ有益で、無用な副作用に曝す(術後)化学療法を全員に行いたいとは思わない」と述べている。

米オクスナーOchsnerヘルスシステム(ルイジアナ州)のJay Brooks博士は「これは、癌治療の個別化へ向けた試みの新たな一例である。12遺伝子を検討するOncotype DXという別の検査法が米国ですでに認可されているが、どちらがよいかは現時点では不明である」としている。Oncotype DXは3,000ドル(約25万円)以上要するが、ColoPrint認可後の費用に関する情報は示されていない。(HealthDay News 1月18日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=649009
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