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禁煙補助薬の脳内での作用機序が明らかに


[2011/01/13]
禁煙補助薬の脳内での作用機序が明らかに

禁煙に有用な2製剤、bupropionブプロピオン(商品名:Wellbutrin、Zyban、日本国内未承認)とバレニクリン(同:チャンピックス)は他の喫煙者を見たときの脳の反応を変え、渇望(craving)を抑える可能性のあることが、新しい研究によって示された。

Bupropionは、喫煙を促す誘因(cue)に対する抵抗を補助するため世界中で処方されているが、その機序は明らかにされていない。米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のChristopher S. Culbertson氏らは脳スキャンを用いて、同薬またはプラセボを8週間服用した喫煙者30人の脳内で何が起きるのかを調べた。

同氏らは、喫煙を含まない“中立的な”誘因、または俳優や女優が喫煙する45秒間のビデオを見た後に回答してもらい、被験者のたばこへの渇望の程度を検討した。その結果、プラセボではなく同薬を服用した被験者では渇望が低く、渇望に関係する脳領域の活動も少なかった。同氏らは、「この結果はbupropion投与が誘因による渇望に対する抵抗力向上や、誘因による大脳辺縁と前頭前部の活性化低下に関連することを示している」と述べている。

2つ目の研究では、米ペンシルベニア大学(フィラデルフィア)のTeresa Franklin氏らが脳スキャンを用いて、バレニクリンまたはプラセボを3週間服用した喫煙者22人の脳の反応を調べた。その結果、薬剤投与群は一部の領域で脳活動が低下し、喫煙の誘因となるビデオ観賞後の渇望が低いことが明らかになった。研究結果は、医学誌「Archives of General Psychiatry(一般精神医学)」オンライン版に1月3日掲載された。(HealthDay News 1月3日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=648178
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