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多くの人が不要な植込み型徐細動器移植を受けている


[2011/01/13]
多くの人が不要な植込み型徐細動器移植を受けている

植込み型徐細動器(ICD)の移植を受けた米国患者の約20%は、実際にはICDが必要でなかった可能性が新しい研究によって示された。ガイドラインに適合しないICD移植患者では、ガイドラインの基準を満たす患者よりも死亡や重篤な合併症のリスクが高いという。

進行性収縮期心不全患者では、ICDにより心臓突然死を予防できるが、ガイドラインでは、心臓発作またはバイパス術から回復しつつある患者、もしくは重度の心不全症状がある患者、または新規に心不全と診断された患者での使用が推奨されている。

米デューク臨床研究所(ノースカロライナ州)内科准教授Sana M. Al-Khatib博士らは、ガイドラインに適合しないICD移植の数を調べるため、2006年1月〜2009年6月の全米心血管データレジストリのICDレジストリの記録を分析。この期間に11万1,707個のICDが使用され、うち2万5,145個(22.5%)は現行の基準を満たしていなかった。ガイドライン不適合群の36.8%に心臓発作、62.1%に心不全が認められ、院内での死亡は適合群よりもやや多く(0.57%対0.18%)、合併症リスクも高かった(3.23%対2.41%)。

ほとんどのICD移植は電気生理学専門医が行い(66.6%)、次いで電気生理学専門でない心臓専門医(24.8%)、胸部外科医(2.6%)、その他の専門医(6.1%)であった。ただし、電気生理学専門医では不要と考えられるICD指示の割合が最も少なく、大多数は胸部外科医と電気生理学専門でない心臓専門医であった。

Al-Khatib氏は「今回の知見は、医療従事者によるエビデンス(科学的根拠)ベースによる診療のアドヘランス(遵守)を強化する重要性を強調している」という。同氏らは、病院へのフィードバックにより、ガイドライン勧告の遵守が改善され、最終的に不要な医療費を削減し、患者の健康に恩恵をもたらすとしている。研究結果は、米国医師会誌「JAMA」1月5日号に掲載された。

同誌付随論説の著者である米トウロTouroカレッジ(ニューヨーク)のAlan Kadish博士は、不要なICD移植の理由として、ガイドラインに対する知識欠如やICDによりアウトカム(転帰)が改善しうるガイドラインのグレー領域を挙げている。別の専門家は、「この知見はICD使用に関するエビデンスベースの治療の向上と医療提供者へ質の高いフィードバックを行う必要性を示している」と述べている。(HealthDay News 1月4日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=648481
Copyright (c) 2011 HealthDay. All rights reserved.

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