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小児は近づいてくる車の速度を正しく判断できない


[2010/12/16]
小児は近づいてくる車の速度を正しく判断できない

小学生は、時速20マイル(約32km)以上で走る車両が近づいてくる速度を正確に判断できないことが、新しい研究で明らかにされた。

英ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイRoyal Holloway校心理学教授のJohn Wann氏は、「これは子どもたちが注意を払わないということではなく、視覚検出(visual detection)メカニズムが低レベルであることに関連する問題である。そのため、子どもたちが非常に注意を払っていても、高速で近づいてくる車両を検出できない可能性がある」と警告している。

同氏らは、小学生100人以上を対象に、知覚視力(perceptual acuity)を評価し、近づいてくる車両の速度を確実に判断できる能力を算出した。成人歩行者が時速50マイル(約80km)まで正確に速度を判断できるのに対し、小児は時速20マイルを超え、車両が5秒遠くに離れていると正確に判断できなかった。

同氏は「この知見は、車両が時速30〜40マイル(約48〜64km)で走行している場合、横断について小児が危険な判断を下す可能性があることを示す強力なエビデンス(科学的根拠)である。また、小児が目の前に飛び出す可能性の高い車両は速度がより速く、事故死につながる可能性が高い。住宅地で1マイル(約1.6km)を時速20マイルで走る場合と時速30マイルで走る場合を比べると、通過に要する時間差は60秒に過ぎない。子どもの命を救うためにも、ドライバーには1分間、時間を余分に使うことを促したい」と述べている。

研究結果は、医学誌「Psychological Science(心理科学)」オンライン版に11月23日掲載され、印刷版にも近く掲載される予定。(HealthDay News 11月30日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=646577
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