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音楽に合わせて動作する運動プログラムが高齢者の転倒予防に効果


[2010/12/08]
音楽に合わせて動作する運動プログラムが高齢者の転倒予防に効果

音楽に合わせた運動(エクササイズ)プログラムが高齢者の転倒リスクを低減させることが、新しい研究で明らかにされた。

スイス、ジュネーブ大学病院リハビリテーション・老年医学科のAndrea Trombetti博士らは、転倒リスクが増大した平均年齢75.5歳のスイス人高齢者134人を対象に研究を実施。ほとんどの被験者は女性であった。同氏らは被験者を、音楽に合わせてマルチタスクの運動プログラムを行う介入群または通常の運動を行う対照群のいずれかに割り付けた。6か月後に群を入れ替え、さらに6か月間の研究を行った。

介入プログラムでは、インストラクター主導で行う週1回1時間の運動プログラムを使用し、このプログラムはバランスを向上させ、徐々にその難易度を上げていく運動などマルチタスク行動を特徴とするものであった。運動には、ピアノに合わせたウォーキングやリズム変化に対する応答が含まれていた。

研究の結果、介入プログラム群では対照群に比べてバランスが大きく改善し、介入プログラム群では転倒が24件(0.7人-年)、対照群では54件(1.6人-年)であった。介入プログラムにより、一度に1つのタスクを行う場合の歩行速度およびストライド長は増大した。また、複数のタスクを同時に行う場合のストライド長は増大し、ストライド長の変動は減少した。

Trombetti博士らは「この歩行(歩行法またはスタイル)およびバランスの改善が転倒リスクの低減に有用であった。今回の知見は、このプログラムが高齢者センターなど地域密着型の状況下での転倒予防やリハビリテーションに有用であることを示している」と述べている。研究結果は、医学誌「Archives of Internal Medicine(内科学)」オンライン版に11月22日掲載された(印刷版にも掲載予定)。(HealthDay News 11月23日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=646261
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