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低侵襲性の超音波内視鏡検査が肺癌(がん)の病期診断に有用


[2010/12/07]
低侵襲性の超音波内視鏡検査が肺癌(がん)の病期診断に有用

肺癌(がん)がリンパ節に転移したかどうかを調べる病期診断(staging)に低侵襲性の超音波内視鏡検査法(endosonography)を用いることにより、多くの不要な手術を避けられる可能性が、新しい研究によって示唆された。病期診断は通常、開胸術(thoracotomy)と呼ばれる大手術で行われ、癌が肺に限局していればこの手術で摘出できるが、転移していれば手術は不要となる。

超音波内視鏡検査は内臓の超音波検査と、生検も同時に行えるファイバースコープ(fiberoptic endoscope)を組み合わせたもの。オランダ、ライデン大学医療センターのJouke T. Annema博士らは、肺癌患者241例を対象に、経食道超音波検査と経気管支超音波検査(気管支腔内超音波断層法)を組み合わせた超音波内視鏡検査による低侵襲性の病期診断と外科的病期診断を比較した。被験者は外科手術を受けるか、超音波内視鏡検査を受けてリンパ節転移がなければ外科手術も受けた。

241例中118例が外科的病期診断、123例が超音波内視鏡検査を受けた。超音波内視鏡群のうち65例は外科的病期診断も受けた。癌が肺以外に転移していた患者の特定は、外科的診断では41例(35%)、超音波内視鏡検査では56例(46%)で、62例(50%)は超音波内視鏡検査後に外科的診断を行って特定された。不要な外科手術数は外科的診断群で21例(18%)、超音波内視鏡群では9例(7%)であった。合併症発生率に群間差はなかった。

Annema氏は「転移を調べるには、超音波を用いる新しい方法のほうが従来の外科的病期診断よりも優れていることが判明した。治療法の選択は、肺以外への癌転移の有無に左右されるため、病期診断は重要である。超音波内視鏡検査を利用すれば、不要な肺手術を半減させることが可能になる」としている。研究結果は、米国医師会誌「JAMA」11月24日号に掲載された。

米レノックス・ヒル病院(ニューヨーク)のLen Horovitz博士は「より大規模な試験でこれが裏付けられれば、病期診断のために開胸術を行う必要がなくなる可能性がある。不要な開胸術を行えば、化学療法や放射線療法などの治療が実際に遅れる」と述べている。米国癌協会(ACS)のOtis W. Brawley博士は「この新しい手技の大きな利点は、進行肺癌患者に不要な外科手術を行わないですむことである。これは標準的なケアになる可能性がある」と述べている。(HealthDay News 11月23日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=646481
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