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プロトンポンプ阻害薬と先天性欠損の関連性を否定する研究−専門家は極力服用回避を推奨


[2010/12/06]
プロトンポンプ阻害薬と先天性欠損の関連性を否定する研究−専門家は極力服用回避を推奨

一般的な胸焼け(逆流性食道炎)治療薬であるオメプラゾールやランソプラゾール、esomeprazoleエソメプラゾール(日本国内未承認−申請中)などのプロトンポンプ阻害薬(PPI)を妊娠中に服用した女性から生まれた新生児では、先天性欠損のリスクは増大しないことが、デンマークの大規模研究で示された。しかし、多くの専門家は妊娠中のPPIの使用をできる限り避けるよう勧めている。

デンマーク医学研究評議会とルンドベックLundbeck財団の資金援助を受けて実施された今回の研究で、デンマーク国立血清研究所(SSI、コペンハーゲン)のBjorn Pasternak氏らは、1996〜2008年にデンマークで生まれた新生児ほぼ84万1,000人の情報と、母親による妊娠中のPPI使用に関する情報を集めたリンク型データベースを用いた。

妊婦のPPI使用は2005〜2008年に最も多く、胎児の約2%が曝露されたが、重要な妊娠第1トリメスター(1〜12週)での曝露は1%未満であった。新生児が1歳になるまで追跡調査を行った結果、先天性欠損を有する新生児の割合は両群とも約3%で、PPIに子宮内曝露された新生児では3.4%、曝露されていない新生児では2.6%であった。

母親が受胎前にPPIを服用した新生児では、主要先天性欠損のリスクが39%増大しており、Psternak氏らはこれを偶然または他の要因(消化性潰瘍の原因となるヘリコバクター・ピロリの除菌など)によるものとしている。同氏らはラベプラゾールおよびパントプラゾールについても検討した結果、オメプラゾールは受胎前1か月間に服用した場合、先天性欠損の増加に関連しない唯一の薬剤であったとしている。

米ロチェスター大学(ニューヨーク州)メディカルセンター産科婦人科教授のEva Pressman博士は、「概してこれらの薬剤服用は安全と思われるが、異常がみられるまでには長い時間と多くの曝露を要する。妊娠中は可能な限り薬剤への曝露を避けることを勧める。これらのPPIを必要とするほどの生命を脅かす疾患はほとんどない」という。別の専門家は「(関連性を示す)否定的な観察結果があったとしても、絶対的に安心とはいえない」としている。

同誌の論説著者である米ボストン大学医学部のAllen A. Mitchell博士も、「今回の大規模なサンプル数でも、心臓欠損などの特異的な先天性欠損の検出や特定のPPI薬の効果を確認できるほどの規模ではない」などの問題点を指摘している。研究結果は、米医学誌「New England Journal of Medicine」11月25日号に掲載された。(HealthDay News 11月24日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=646520
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