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咳(せき)止めシロップがタモキシフェンの適正用量決定に有用


[2010/12/01]
咳(せき)止めシロップがタモキシフェンの適正用量決定に有用

咳(せき)止めシロップの主成分が、乳癌(がん)の予防および治療の標準薬であるタモキシフェンの適正用量の決定に有用であることが、新しい小規模研究で示唆され、ドイツ、ベルリンで開催された(欧州癌学会/米国立癌研究所/米国癌学会合同の)分子標的・癌治療シンポジウムで報告された。

研究は、身体が咳止め薬をタモキシフェンとほぼ同速度で吸収し、医師がこれを用いて患者のタモキシフェンに対する反応を調べられるという発想をもとに行われた。タモキシフェンは適正用量の設定が難しいケースがあり、用量を間違えると有効性が失われるか、副作用が増加する。

オランダ、エラスムスErasmusメディカルセンター(ロッテルダム)のAnne-Joy de Graan氏らは今回、咳止め薬の有効成分であるデキストロメトルファンがタモキシフェンとほぼ同じ速度で代謝されるかどうかに着目した。同氏は「デキストロメトルファンはいわゆる(ヒト薬物代謝酵素シトクロム P450 [CYP] 2D6およびCYP3A4に対する)“プローブ(probe)”薬であり、他の薬剤の代謝を予測する際に利用できる無害な物質である」と述べている。

同氏らは、乳癌患者40例に、咳止めシロップ薬の形でデキストロメトルファン30mgを投与し、2時間後にタモキシフェンを投与した。その後24時間にわたり、女性の身体が同様の速度で薬剤を代謝するかどうかを調べた結果、そうであることが判明した。この知見は、ピアレビューを受けて医学誌に掲載されるまでは予備的なものとみなすべきであるとしている。(HealthDay News 11月19日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=646266
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