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55歳以上の高齢者でのIgE抗体値が倍増、アレルギー症状の原因に


[2010/11/26]
55歳以上の高齢者でのIgE抗体値が倍増、アレルギー症状の原因に

加齢に伴ってアレルギー症状はおさまるという通説があるが、より多くの高齢者が以前よりもアレルギーを経験する可能性が、新しい研究によって示唆され、米フェニックスで開催された米国アレルギー・喘息・免疫学会(ACAAI)年次集会で報告された。

米小児マーシーMercy病院/クリニック(ミズーリ州カンザスシティ)のZachary Jacobs博士らは、ツーソンTucson疫学研究と呼ばれる大規模試験が実施された1970年代以来、鼻水や涙目などのアレルギー症状を引き起こすヒスタミンを放出させる免疫物質であるIgE(免疫グロブリンE)抗体値が検討されていないことに着目し、ツーソン研究と2005〜2006年の全米健康栄養調査(NHANES)のデータを比較した。

NHANE研究の対象は7,398人、ツーソン研究は2,743人で、人口統計学的特徴は同様であったが、NHANES研究では若齢者(24歳未満)がやや多かった。研究の結果、IgE値は常に同じではなく、1つの年齢群(6〜14歳)のみツーソン群のIgE値が高く、他の年齢群ではいずれもNHANES群が有意に高かった。その差は高齢群で顕著であり、55〜64歳の群では、NHANES群のIgE値がツーソン群の2倍以上であった。

Jacobs氏は「IgEは必ずしもアレルギーと関係するわけでもなく、またIgE値が直接的にアレルギーの重症度と相関するわけではないが、IgEはアレルギーに関わる主要な抗体である。25〜30年前に比べて米国人ではアレルギーが増加しているようであり、50代ではほぼ確実に増加している」と述べている。(HealthDay News 11月13日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=645883
Copyright (c) 2010 HealthDay. All rights reserved.

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