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心臓の健康維持のために生活習慣の修正を行っている人は極めて少ない


[2010/11/22]
心臓の健康維持のために生活習慣の修正を行っている人は極めて少ない

「心疾患に至る大部分のケースを予防することができる」と専門家が推奨する簡単なライフスタイル(生活習慣)の修正を実行している米国人は極めて少ないことが、米シカゴで開催された米国心臓協会(AHA)年次集会で報告された複数の研究で明らかになった。

AHAは年初に、心疾患による死亡を20%低減させ、今後10年間で心血管の健康を20%改善させることを目的に、禁煙、ボディ・マス・インデックス(BMI)の正常範囲内維持、定期的な運動、健康的な食事、コレステロール、血圧、血糖の低値の維持といういわゆる“Life's Simple 7”(心臓の健康維持のための7つの簡便な生活習慣修正)の概要を提示した。

しかし、成人ほぼ1万8,000人を対象とした研究では、この7つの健康因子すべてに従っていたのは0.01%に過ぎなかった。これらの生活習慣のうち、コントロール因子数が多いほど若齢での死亡が少ないことも判明したが、4つ以上が理想レベルを超えていたのは黒人および白人米国人の29%に過ぎなかった。5つ以上であれば死亡率は55%低下した。4年間の試験で、理想的な健康因子が1つ増えると死亡リスクは18%低減した。

2件目の研究は、健康な女性ほぼ8万人が対象。研究の結果、半数以上の突然心臓死は、禁煙、健康的な体重の維持、良い食事、運動という4つの生活習慣因子に気を付ければ回避できた可能性が示された。突然心臓死リスクは、理想的な因子が2つの女性では33%、3つでは50%、4つでは77%それぞれ低減した。

3件目の研究では、非喫煙者で血圧、コレステロール、血糖値が理想レベルであれば、心血管疾患のリスクを増大させる可能性のある冠動脈カルシウム値や頸動脈肥厚の低減につながることが明らかにされた。しかし、ここでも4つの因子すべてで高得点を示したのは男性の12%、女性の13%に過ぎなかった。4番目の研究では、遺伝子がこの問題にほとんど寄与していないことが示された。

米コロラド大学(デンバー)内科教授のRobert Eckel博士は「身体活動は多くの人が失敗している」と指摘している。AHAのスポークスマンで、米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)内科教授のRita Redberg博士は「画像検査をせずとも健康な生活習慣を持つべきであると推奨することはできる。遺伝的要因が果たす役割が小さいことは事実であり、患者に生活習慣の修正に集中してもらうことが有用である」と述べている。(HealthDay News 11月15日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=645975
Copyright (c) 2010 HealthDay. All rights reserved.

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