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低線量CT検診によりヘビースモーカーの肺癌による死亡率が低下


[2010/11/16]
低線量CT検診によりヘビースモーカーの肺癌による死亡率が低下

低線量CTスキャンによる年1回の肺癌(がん)検診(スクリーニング)により、高齢のヘビースモーカーや元ヘビースモーカーの死亡率が20%低下することが、米国立癌研究所(NCI)が資金提供した2億5,000万ドル(約205億円)規模の全米肺検診試験(NLST)によって明らかになった。また、予想外に全死因による死亡も7%減少したという。

研究では、55〜74歳の現ヘビースモーカーと元ヘビースモーカー(1日平均1箱を30年以上)5万3,500人が、3年にわたり年1回、低線量ヘリカルCTまたは胸部X線検査のいずれかを受ける群に無作為に割り付けられた。

研究の結果、肺癌やその他の原因による死亡は、X線検査群よりもCT群のほうが少なかった。2010年10月20日までに、CT群では354人、胸部X線検査群では442人が肺癌で死亡し、CT群の死亡率は20.3%低かった。研究結果は、医学誌「Radiology(放射線医学)」オンライン版に11月2日掲載された。

NCI所長のHarold Varmus博士は「肺癌は米国および全世界の主要な死因となっており、犠牲者の85%以上が喫煙者か元喫煙者である。この研究は多数の現喫煙者、元喫煙者を肺癌による死亡から守るための今後の研究の重要な要素となるが、非喫煙や禁煙が肺癌に対する最良の防御であることに変わりはない」と述べ、全データが公表されるまで具体的な勧告は行われないと強調している。

一方、NCI副所長のDouglas Lowy博士は、放射線曝露や費用、偽陽性率が高いなど、低線量ヘリカルCTによる検診の問題点を指摘。さらにNCIの見解として、今回の被験者が大きな医療機関で検診を受けた都市部の“意欲的な”群であり、別の集団では結果が異なる可能性があるとし、研究者の1人は「軽度の喫煙者や非喫煙者、若齢者など他の群でのCT検診の有効性は明らかにされていない」と述べている。

米フォックスチェイスFox Chase癌センター(フィラデルフィア)のMichael Unger博士は「確実な結論を出す前にこの論文を詳しく調べ、妥当性を検討する必要がある」と警告。米国臨床腫瘍学会(ASCO)のBruce Johnson博士は「医療界では一般に許容できる費用でこれを行う方法を見つける必要がある」と述べ、別の専門家は「肺癌リスクの高い人に対するCTでの検診は肺癌死亡率を有意に低減できることをNCIが実証した」としている。(HealthDay News 11月4日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=645460
Copyright (c) 2010 HealthDay. All rights reserved.

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