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関節リウマチは血管内のプラーク形成リスクを高める


[2010/11/15]
関節リウマチは血管内のプラーク形成リスクを高める

関節リウマチ(RA)に関連する炎症が関節以外にも損傷を及ぼし、この自己免疫疾患が血管内のプラーク形成によるアテローム硬化のリスクを増大させ、結果的に脳卒中や心疾患のリスクを高める可能性のあることが、新しい研究によって示唆された。ただし、このプラーク形成リスクは、関節リウマチ治療に使用されている特定の薬剤によって低減できるという。

米アトランタで開催された米国リウマチ学会(ACR)年次集会で発表された今回の研究で、米ジョンズ・ホプキンス大学(ボルチモア)リウマチ学助教授のJon T. Giles博士らは、関節リウマチ患者158例を対象に、頸動脈の超音波検査を2回実施。初回の検査は研究開始時、2回目は平均約3年後に実施した。被験者の約3分の2が女性であり、研究開始時の平均年齢は59歳であった。

総頸動脈と内頸動脈の厚さを測定した結果、被験者の82%では総頸動脈の肥厚がいくらか認められ、70%では内頸動脈の肥厚が認められた。インフリキシマブ(レミケード)やアダリムマブ(ヒュミラ)などのTNF(腫瘍壊死因子)阻害薬(生物学的製剤)を投与した患者は、投与しなかった患者に比べて総頸動脈の肥厚率が37%低かった。

ただし、すべての薬剤が有用というわけではなく、プレドニゾンなどコルチコステロイド(副腎皮質ホルモン)服用患者では、スタチン系薬剤(コレステロール低下薬)を併用していない場合には、頸動脈肥厚のリスクが増大していた。スタチンの使用はステロイドによる悪影響を無効にするようであった。

Giles氏は「心血管リスクは関節リウマチ患者のほうが高いが、これは確定した事実ではない。関節リウマチなど炎症の危険因子は、肥満や座りがちな生活習慣など心血管疾患の他の危険因子を持つ人では全く違う影響を及ぼすことが示唆されているため、典型的な心血管危険因子の抑制が重要である。体内の高レベルの炎症はプラーク蓄積の増大に関連し、これは徐々に進行する変化である。危険因子を減らし、できれば早期に介入することで変えられる」という。

米シカゴ大学メディカルセンターのNadera Sweiss博士は「この研究は炎症の概念、ならびにアテローム硬化症との関連性を支持するものである。今回の研究は、関節リウマチ患者をみるとき、修正可能な危険因子についてより深く考えさせるものである」と述べている。(HealthDay News 11月7日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=645523
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