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膵癌(がん)発症までには驚くほど時間がかかる−早期検出による治療に希望


[2010/11/11]
膵癌(がん)発症までには驚くほど時間がかかる−早期検出による治療に希望

膵癌(がん)の発症には一般に考えられているよりもはるかに長い時間を要し、重要な変異(mutation)の発現から最初の癌細胞形成までに10年以上の遅延期間(lag time)があることが、新しい研究で明らかにされた。この知見は、致命的になりがちなこの疾患の早期段階での検出や治療に希望をもたらす可能性があるという。

米ジョンズ・ホプキンス大学医学部(ボルチモア)ソル・ゴールドマンSol Goldman膵癌研究センター病理・腫瘍学准教授のChristine Iacobuzio-Donahue博士らは、膵癌が他の臓器に転移して死亡した患者7例の組織を用いて、癌細胞からDNAを抽出し、塩基配列を決定した。その結果、膵臓と癌が転移した部位の主な腫瘍に、同様の細胞の変異が認められた。

また、変異のタイプ、つまり癌の転移前後に生じる遺伝子の変化も分類した結果、膵臓の原発性癌には癌の転移が判明する何年も前に両方のタイプの変異が認められた。同氏らは癌の進行を追跡する数学(数理)モデルにより、膵臓細胞で癌を引き起こす最初の変異から成熟した癌細胞になるまでに平均11.7年要すると推定。その細胞がプラム大の癌性腫瘍になるにはさらに6.8年を要し、その後、少なくとも1つの腫瘍細胞は他の臓器に広がる能力を有するようになる。腫瘍細胞が広がると、患者は平均で2.5年後に死亡する。

Iacobuzio-Donahue氏は「この研究で重要なのは、これが膵癌の検診が必要な理由を裏付ける客観的なデータである点で、さらに重要なのは検診の時期も裏付けていることである。膵癌患者は通常、診断後1年以内に死亡するため急速に進行すると思われるが、実は長くゆっくりとした経緯をたどるものであり、転移は最後の2〜3年の本当の最終期に発生する。その前に、検診を行う絶好の期間(機会)ある」と述べている。研究結果は、英科学誌「Nature(ネイチャー)」10月28日号に掲載された。(HealthDay News 10月27日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=644964
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