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加齢性黄斑変性症に対するモノクローナル抗体療法は心臓障害に関連しない


[2010/10/28]
加齢性黄斑変性症に対するモノクローナル抗体療法は心臓障害に関連しない

加齢性黄斑変性症(AMD)の治療に分子標的薬ベバシズマブ(商品名アバスチン: 抗VEGF [血管内皮細胞増殖因子] モノクローナル抗体)およびラニビズマブ(商品名ルセンティス:ヒト化抗VEGFモノクローナル抗体Fab断片)を使用しても、心血管障害や死亡リスクは増大しないことが、新しい研究によって示唆された。

ベバシズマブは、血管新生型(“wet [滲出型]”)AMDに適応外使用され、ラニビズマブはAMDに対する米国食品医薬品局(FDA)の承認を受けている。いずれも硝子体内注射し、血管新生を阻害する新しい治療法。他に承認されている治療法として、光線力学的療法(PDT)や異常な血管増殖を阻害するペガプタニブ(オクタ)ナトリウム(商品名マクジェン)の硝子体内注射がある。

癌治療では、ベバシズマブは心臓発作や脳卒中をもたらす血栓リスクの増大を伴うが、AMD治療では癌治療の150倍低い用量を投与する。米デューク大学医学部(ノースカロライナ州)のLesley Curtis氏らは今回、2005〜2006年にAMD治療を受けたメディケア加入患者146,942人の医療記録を分析した。

その結果、ベバシズマブ投与群では他群に比べて、死亡および心臓発作による死亡リスクは増加していなかった。ラニビズマブ投与群は、光線力学的療法群に比べて死亡や心臓発作、ペガプタニブ投与群に比べて心臓発作の可能性が低かった。OSIアイテックEyetech社と米デューク大学の研究契約により支援を受けた今回の研究結果は、医学誌「Archives of Ophthalmology(眼科学)」10月号に掲載された。

同氏らは「ラニビズマブが承認されているにもかかわらずベバシズマブの適応外使用が続く理由は、両剤間の価格差にある可能性が高い(1回量あたり1,950ドル[約16万円]vs.30ドル[約2,500円])」と述べるとともに、「AMDに対してラニビズマブまたはベバシズマブの硝子体内注射を受けたメディケア受給者で、死亡や心筋梗塞、出血、脳卒中のリスク増大のエビデンス(科学的根拠)は認められなかった」と述べている。(HealthDay News 10月12日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=644227
Copyright (c) 2010 HealthDay. All rights reserved.

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