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週に約9.6〜14.5kmの歩行が加齢による認知障害リスクを低減


[2010/10/26]
週に約9.6〜14.5kmの歩行が加齢による認知障害リスクを低減

1週間に約6マイル(約9.6km)の歩行が老年期の脳の委縮を予防し、結果として記憶障害や認知機能低下の抑制に有用であることが、新しい研究で示された。

米国立加齢研究所(NIA)の援助を受けて実施された今回の研究で、米ピッツバーグ大学(ペンシルベニア州)心理学助教授のKirk I. Erickson氏らは、1989年に300人近くの成人の身体活動と認知(または思考)パターンの追跡を開始した。当初、参加者は全員、認知的に良好な健康状態で、平均78歳で3分の2が女性であった。同氏らは、被験者が1週間に歩いたブロック数(距離)を記録した。

9年後、高解像度のMRIスキャンを実施し、脳の大きさを測定した結果、全例“認知的に正常”であったが、その4年後の検査では3分の1強の参加者に軽度認知障害または認知症が認められた。認知的健康、脳スキャン、歩行パターンの相互関係を示した結果、身体的により活動的であれば、認知障害の発現リスクがわずかに低下することが判明した。

具体的には、より多く歩くことで、10年以上先に認知の要である海馬や下前頭回、補足運動野の灰白質組織が多くなるという。10年後に灰白質の多かった身体的により活動的な参加者では、認知障害が発現する可能性が半減した。ただし、歩行と灰白質容積との関連性は、定期的に週約6〜9マイル(約9.6〜14.5km)の比較的長距離を歩く人にのみ当てはまるという。これを超えて歩いても認知的恩恵は認められなかった。

Erickson氏は「我々は常に、脳疾患治療に有用な薬剤や魔法の薬を探してきたが、本当に求めていたのは少なくとも一部はより簡単なことかもしれない。単に定期的に歩き、適度な身体活動を少し維持すれば、アルツハイマー病発現の可能性を低減し、脳組織を温存できる。運動しなければ、加齢とともに大きく衰退し、減退する可能性がある」という。研究結果は、医学誌「Neurology(神経学)」オンライン版に10月13日記載された。

米レノックス・ヒル病院(ニューヨーク)のSteven V. Pacia博士は、今回の研究が観察研究に過ぎないと指摘しながらも、「非活動的であることが悪影響を及ぼすように、加齢に伴い活動的であることは脳に有益な影響を及ぼすと推測される。脳は身体という環境の中で生きているからである」と述べている。(HealthDay News 10月13日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=644342
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