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大多数の医師は大腸癌(がん)スクリーニングのガイドラインを遵守していない


[2010/10/25]
大多数の医師は大腸癌(がん)スクリーニングのガイドラインを遵守していない

大腸(結腸直腸)癌(がん)のスクリーニングガイドラインに従っている米国医師は5人に1人に過ぎないことが、新しい報告によって示された。医師の約40%は一部の検査ガイドラインに従っているものの、残りの40%はガイドラインに全く従っていないという。

米国立癌研究所(NCI)疫学者のRobin Yabroff氏は、「大腸癌スクリーニングの改善方法を理解するにはさらに多数の研究が必要である。大多数の医師は、スクリーニングの開始時期や頻度についてもガイドラインを遵守(アドヒアランス)していない」という。研究結果は、医学誌「Journal of General Internal Medicine(一般内科学)」オンライン版に10月14日掲載された。

同氏らは今回、大腸内視鏡検査、軟性S状結腸鏡検査、便潜血検査および注腸二重造影など大腸癌を検出するための各種検査に関する勧告について検討した。NCIの調査に参加した1,300人ほどの医師に質問をし、その回答を各種スクリーニング検査に関する専門家のガイドラインと比較した。

その結果、大多数の医師は大腸癌の平均的なリスクがある成人に50歳でのスクリーニング開始および必要頻度を正しく推奨していたが、推奨した各種検査に関するガイドラインを遵守していた医師は19%に過ぎなかった。スクリーニングガイドラインに忠実な医師は若手で、有資格者である傾向があり、電子カルテを使用し、患者の意向を考慮する可能性が高かった。ガイドラインの背後にある臨床的エビデンス(科学的根拠)に影響を受ける可能性も高かった。

また、多くの医師が特定の検査を過剰使用または過小使用していた。スクリーニングの過剰使用は不要なフォローアップ検査につながり、合併症リスクが増大し、一方、過小使用は癌の早期検出が少なくなる可能性がある。米国癌協会(ACS)のDurado Brooks博士は「ガイドラインに対する知識不足は高齢の医師に多くみられ、自身が訓練を受けた診療を行い、最新の勧告に従おうとしない。いったん診療を始めた人に情報を効率的に広げる方法を見出す必要がある」と述べている。

ACSの大腸癌およびポリープ(癌の前駆体であることが多い)に関するガイドラインは以下の通り。男女とも50歳で下記の検査予定の1つを開始し、従う必要がある:
ポリープと癌の両方を検出(推奨):
・軟性S状結腸鏡検査を5年毎または大腸内視鏡検査を10年毎に行う
・注腸二重造影を5年毎またはCT(“バーチャル”)大腸鏡検査を5年毎に行う

主に癌を検出:
・便潜血検査(gFOBT)または便免疫化学検査(FIT)を年1回行う
・便DNA検査(SDNA)、実施間隔は不明

一部の人は既往または家族歴のため、別のスクリーニングスケジュールが必要な場合がある。ACSでは、医師と話して最良のスケジュールを決定することを推奨している。(HealthDay News 10月14日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=644400
Copyright (c) 2010 HealthDay. All rights reserved.

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