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就寝時の降圧薬服用は有効性を高める


[2010/10/19]
就寝時の降圧薬服用は有効性を高める

朝よりも夜の就寝時に降圧薬を服用するほうが高血圧のコントロールは良好であり、心臓発作や脳卒中のリスクが有意に低減することが、5年間にわたる新しい研究によって示された。この知見は、服薬のタイミングと用量を身体のバイオリズムに合わせることが薬剤の有効性を高め、副作用の低減に有用であるとするエビデンス(科学的根拠)にさらに寄与するものである。

スペイン、ビゴVigo大学生物工学・時間生物学研究所所長のRamon C. Hermida氏らは、今回の研究から心血管疾患による死亡リスクの最も感度の高い予測因子である睡眠時(夜間)血圧の重要性も強調している。健常者では、通常、夜間睡眠中に血圧が10〜20%低下するが、血圧が低下しないいわゆる “ノンディッパー型(non-dipper)”と呼ばれる人では心臓発作や脳卒中などの心血管イベントが生じやすい。

同氏らは今回、男女2,156人(平均年齢56歳)を、1種類以上の降圧薬を就寝時に服用する群、または大多数の医師が推奨するように覚醒時か朝食時に服用する群のいずれかに割り付けた。24時間自由行動下血圧測定(ABPM)により、試験開始時に48時間、試験期間中は年1回以上、時間帯に応じて20、30分間隔で被験者の血圧をモニタリングを行った。

5年以上の追跡調査後、夜間就寝時服用群では有意なベネフィット(便益)がみられた。夜服用群の62%では血圧が24時間コントロールされたが、朝服用群では53%であった。“ノンディッパー型”は夜投与群では34%に過ぎなかったが、朝服用群では62%であった。また、朝服用群でみられた狭心症や脳卒中、心臓発作などの心血管イベントは夜服用群では3分の1に過ぎなかった。

付随論文の共著者である米テキサス大学(オースチン)のMichael Smolensky氏は「この研究結果は高血圧の診断や治療を全面的に再評価する必要があることを示している。ABPMを頻繁に行い、朝投与群と比較し、就寝時服薬の利点を適切に評価した研究は初めてである」と述べるとともに、就寝前の降圧薬服用がより効果的な理由の一つとして、「就寝前の降圧薬服用により、睡眠中での血圧を異常に上昇させる化学物質の放出を阻害することが考えられる」としている。

Hermida氏は「今回の研究により、睡眠時血圧が心血管リスクの最も関連のある予測因子であることが確認された。ただし、現在、薬剤を朝服用している人は、医師に無断で就寝時服用に切り替えてはいけない。夜間低血圧を来す可能性があり、これは(虚血性)脳卒中のリスクを高める」と述べている。研究結果は、医学誌「Chronobiology(時間生物学) International」に掲載された。(HealthDay News 10月7日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=644059
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