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頬(ほお)粘膜細胞の光学的チェックが早期肺癌(がん)スクリーニングに有用


[2010/10/18]
頬(ほお)粘膜細胞の光学的チェックが早期肺癌(がん)スクリーニングに有用

頬(ほお)粘膜の細胞をチェックすることにより、早期肺癌(がん)の徴候(sign)を調べる新しい診断ツールがかなり有望であることが、予備研究によって示された。部分波分光(partial wave spectroscopic:PWS)顕微鏡検査と呼ばれるこの新しいスクリーニング法は、実際の腫瘍部位から離れた場所に存在する細胞においてその分子構成に特異的な自動表示的(tell-tale)変化が起きるという現象を活用した、一種の頬の光学的スイープ機能にアプローチしたもの。

肺癌での生存には早期検出と外科的介入が基本となるが、現在用いられている早期段階での疾患検出に推奨されるスクリーニング法では、90%が喫煙者であるほとんどの肺癌患者がステージの進んだ段階で診断されるため、5年生存率は15%と低い。いわゆる“バイオフォトニクス”技術であるPWSは米ノースウェスタン大学(イリノイ州)の研究者が開発したもので、癌の存在を示す細胞の小さな変化を20ナノメートルレベルまで検出できる感度を有する。

米ノースショア大学ヘルスシステム(イリノイ州エバンストン)消化器病研究責任者のHemant K. Roy博士らは今回、135例を対象にPWSスクリーニング法を検討。被験者の半数近くは喫煙歴を有する肺癌患者であり、残りの被験者の4分の1強は慢性閉塞性肺疾患(COPD)と診断された喫煙者、その他は健康な喫煙者と非喫煙者であった。

各患者の口腔内をスワブした後、頬細胞を光学的にスキャンした。その結果、PWSは癌患者とそうでない者を80%以上正確に鑑別することに成功した。この割合は、他の癌に使用されるスクリーニング法と同等であるという。研究結果は、医学誌「Cancer Research(癌研究)」オンライン版に10月5日掲載された(印刷版は10月15日号に掲載)。

Roy氏は「基本的に、喫煙は肺だけでなく気道全体にも影響を及ぼすということである。この光学技術を用いて頬粘膜を調べることで、喫煙者など肺癌リスクの高い患者を予めスクリーニングし、より侵襲的かつ高価な検査の恩恵を受けられる者と追加検査が不要な者を特定できる可能性がある」という。

米M.D.アンダーソン癌センター(ヒューストン)のRoy Herbst博士は「今回の研究は“最新のテクノロジーの非常に興味深い利用法”である。確かに、肺癌は半数以上がすでに転移しており、不治の病である。そのため、より早期に見つけることができれば大きな進歩となる」と述べている。(HealthDay News 10月8日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=644050
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