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脳卒中患者の院内死予測に新しいツールが有用


[2010/10/14]
脳卒中患者の院内死予測に新しいツールが有用

新しいインターネットベースのツールが、入院中の脳卒中患者の死亡リスクをより正確に予測し、主治医のよりよい治療計画作成に役立つことがカナダの研究で明らかになった。患者のアウトカム(転帰)の評価や改善にも用いることができるという。

“Get With The Guidelines-Stroke((GWTG:ガイドラインの活用-脳卒中)”予測ツールと呼ばれるこのツールは、全米規模の脳卒中患者のサンプルに基づいている。医師は入院時に患者の情報をアップロードし、年齢や性別、他の疾患の有無をもとにコンピュータ計算で死亡リスクが予測される。

カナダ、カルガリー大学(アルバータ)神経学助教授のEric Smith博士らは、2001〜2007年の27万5,000人近くの脳卒中患者の医療記録と人口統計を検討し、そのアウトカムをベースに死亡予測スケールを作成した。データは、米国心臓協会(AHA)のGWTGプログラムに参加した病院のものを用いた。研究結果は、医学誌「Circulation(循環器)」10月12日号に掲載された。

脳卒中患者の最も強力な死亡予測因子は、米国国立衛生研究所脳卒中スケール(NIHSS)スコアで評価した脳卒中の重症度である。これらスコアでは今回研究対象となった入院患者では約40%でしか予測評価できなかったが、他のスコアとの併用により正確性が増した。しかし、Smith氏は「研究での数学的計算では、GWTG脳卒中予測ツールはNIHSSスコアがなくても正確であることが示され、おそらく臨床的にも有用であろう」と述べている。脳卒中による院内での全死亡率は5.5%であった。

Smith氏は「患者の特徴から予想死亡率を算出し、実際の死亡率と比較すれば、治療の質の向上に役立つ可能性がある。」と述べている。

重症度以外の強い予測因子は、高齢、女性、週末または夜間の入院、救急車での来院であり、これらは脳卒中の症状がより重度であることを示している可能性がある。心房細動、心臓発作の既往、血管疾患、糖尿病などの併存疾患も死亡の有意な予測因子であった。ただし、今回の研究は虚血性脳卒中患者のみを対象としており、院内死の25%を占める出血性脳卒中に適用が可能かどうかは不明である。(HealthDay News 9月27日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=643573
Copyright (c) 2010 HealthDay. All rights reserved.

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