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若年早期子宮癌(がん)の治療にホルモン放出型IUDが有効


[2010/10/13]
若年早期子宮癌(がん)の治療にホルモン放出型IUDが有効

プロゲスチンホルモン放出型子宮内デバイス(IUD)が早期子宮癌(がん)の若齢女性に対する有効な治療法である可能性を、スペインの研究者らが報告した。IUDにより、通常の子宮内膜癌治療である子宮摘出術を遅らせ、妊孕(よう)性(受胎能力)が維持できるという。

Madrid Norte Sanchinarro病院(マドリード)のL. Mining氏らは、子宮内膜異型増殖症(AEH)患者20例および早期子宮内膜癌患者14例を1996年1月〜2009年6月まで追跡した。被験者は20〜40歳で、レボノルゲストレルを放出するミレーナとして知られるIUDを1年間挿入し、エストロゲン産生を停止させるゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)注射を月1回、6カ月間行った。癌のエビデンスが認められなければ、年末にIUDを抜去した。

研究の結果、AEH群の95%では初回治療で病変が完全に消失し、早期癌群の57.1%も完全奏効(CR)をみた(AEH群1例、早期癌群4例では進行{PD})。AEH群の4例が後に再発し、追加治療を必要とした。早期癌群では、初回治療で完全奏効を示した2例に再発を認めた。しかし全例生存し、追加治療(IUDおよびGnRHによる治療または子宮全摘出術)を実施後、臨床試験終了時までには目視的に腫瘍の完全消失を認めた。治療による有害作用はなかった。

同氏らは「プロゲスチン放出型IUDはAEH治療に有効であり、腹腔鏡、超音波、MRIで評価を行い、癌が認められず、卵巣癌が併発していない限り、早期子宮内膜癌でも有効であると思われる」述べている。今回の対象となった女性9例は出産に成功した。研究結果は、欧州臨床腫瘍学会(ESMO)誌「Annals of Oncology(腫瘍学)」オンライン版に9月28日掲載された。

米メイヨークリニック(ミネソタ州)のJamie Bakkum-Gamez博士は「プロゲスチンホルモン放出型IUDによって家族を持つための時間を稼ぎ、それを終えてから子宮摘出術を行うことができると思われる」と述べている。米デューク総合癌センター(ノースカロライナ州)のAngeles Alvarez Secord博士は「将来の受胎を希望する患者や外科手術を行えない患者、外科的合併症のリスクが高い患者に対するすばらしい代替治療法である」という。別の専門家は「この新しいIUD法の理論上の利点は、全身性の副作用リスクが低く、子宮内に直接より多くの用量を投与できることである」としている。(HealthDay News 9月29日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=643680
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