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貧血治療薬は一部の腎臓病患者に脅威をもたらす


[2010/09/27]
貧血治療薬は一部の腎臓病患者に脅威をもたらす

慢性腎疾患と2型糖尿病を有する患者が特定の貧血治療薬を服用すると、血中のヘモグロビン値が上昇するはずであるが、十分に上昇しない“反応不良患者”では心臓障害や死亡のリスクが有意に増大することが、新しい研究によって示された。

赤血球造血刺激因子製剤(ESA)であるダルベポエチン アルファ(Aranespアラネスブ、日本国内商品名:ネスブ)に対する反応が最も低かった患者では心血管系の合併症リスクが31%、死亡リスクが41%上昇したという。同薬を製造しているアムジェンAmgen社の資金提供を受けて実施された今回の研究は、2004〜2009年に24カ国で実施された無作為化二重盲検プラセボ比較試験の2次分析。披験者1,872人は全員、2型糖尿病および慢性腎臓疾患を有していた。

米ブリガム・アンド・ウィメンズ病院/米ハーバード大学医学部(ボストン)内科准教授のScott Solomon博士らは、被験者を、体重1kgあたり0.75μgのAranespを投与する群またはプラセボ投与群に無作為に割り付けた。同薬の初回投与量に十分反応しなかった患者には2週間後に再投与、その後はヘモグロビン値をモニターし、個々のヘモグロビン値をもとに投与量が調整されていた。

1次分析では、ESA投与群ではプラセボ群と比べて死亡、心血管障害、腎障害のリスク低減は認められなかったが、脳卒中リスクは有意に増大していた。同時に、別の研究でESA服用患者の心臓障害リスクの増大が示されたことから、サブ分析では、ダルベポエチン アルファに対する反応をもとにより小さな4群に分類して検討した結果、今回の知見が得られた。

同氏は、「これは、慢性腎疾患患者にESAを用いる際に極めて慎重にならなければならないことを示すさらなるエビデンス(科学的根拠)であると思う」と述べ、この影響が他のESAでもみられる可能性が高いと考えている。研究結果は、米医学誌「New England Journal of Medicine」9月16月号に掲載された。

米セントジョンSt. Johnプロビンスヘルスシステム(デトロイト)のRobert Provenzano博士は「ただし、ESAに正常に反応すればヘモグロビン値10〜12.5mg/dLを維持するよう調整することで生活の質(QOL)が改善する可能性がある」と述べ、この薬剤を使用する場合には、自分の反応の程度と高リスク群かどうかを医師に尋ねるよう提案している。(HealthDay News 9月15日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=643172
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