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”マジックマッシュルーム”の幻覚物質が進行癌(がん)患者の不安を軽減


[2010/09/21]
”マジックマッシュルーム”の幻覚物質が進行癌(がん)患者の不安を軽減

管理された用量の幻覚キノコ(hallucinogenic mushroom)の主成分プシロシビンpsilocybinは、進行癌(がん)患者の不安を軽減し、元気づけることが新しい研究によって示された。

小規模な予備的研究ではこの化合物プシロシビンは安全であり、“ひどい幻覚状(bad trip)”を報告した患者はいなかったという。実際、この幻覚症状は良い傾向であり、患者やその家族は、この物質の単回投与後、最長6カ月後まで改善効果が継続することを報告している。

米ハーバーHarbor UCLAメディカルセンター(カリフォルニア州)精神医学教授のCharles Grob博士が行った今回の研究は、進行癌患者12例が対象。被験者は自らが“対照”群にもなり、2つの別のセッションでプラセボまたは“中等度”用量のプシロシピン(体重1kgあたり0.2mg)のいずれかをカプセルで服用した。

その結果、被験者は落ち着きや幸福感が増すだけでなく、友人や家族とのつながりをより密接に感じ、終末期の問題によりよく対処できると述べている。疼痛の軽減はみられなかったが、同氏らは2回目の用量で改善する可能性があるとしている。

プシロシビンは強迫性障害患者では安全であることがすでに示されており、Grob氏はより高用量を用いてより大規模な患者集団を対象に、この研究を拡大したいと考えている。同氏と研究著者の別の一人はこの研究に資金提供した米ヘフターHeffter研究所(ニューメキシコ州)の理事会のメンバー。研究結果は、医学誌「Archives of General Psychiatry(一般精神医学)」オンライン版に9月6日掲載された(印刷版は2011年1月号に掲載予定)。

米テキサスA&M健康科学センター精神行動科学部門のKeith A. Young氏は、「この特定の適用の正当化には時間がかかり、データが歴然としているわけではない。今回の結果はおそらく今後の研究を促すものではあるが、圧倒的なものではない。著者らはこの論文で、1つ以上の治療法があるほうがよいことを示唆しており、それには同意する」と述べている。米デューク大学(ノースカロライナ州)のAmy Abernethy博士も「われわれは慎重であり、この研究を行うことにはやや消極的である」と述べている。(HealthDay News 9月7日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=642871
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