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予防的外科手術は癌(がん)リスクの高い女性の生命を救う


[2010/09/14]
予防的外科手術は癌(がん)リスクの高い女性の生命を救う

乳癌(がん)や卵巣癌のオッズを高める遺伝子変異を有する女性は、予防的外科手術を受けることで寿命を延ばし、癌のリスクを低減できることが新しい研究によって示唆された。

当該の外科手術は、癌の徴候がみられる前に乳房または卵巣を摘出するという大胆なもの。しかし、研究著者である米ペンシルベニア大学医学部(フィラデルフィア)疫学教授Timothy Rebbeck博士は、「今回の研究の結果、外科手術を選択した女性では乳癌や卵巣癌による死亡リスクが約70〜80%低減し、これはかなり重要である」と述べている。

22施設で行われた今回の大規模研究は、BRCA1またはBRCA2遺伝子の変異を受け継いでいることが判明した女性2,500人近くが対象。これら2つの遺伝子変異を持つ女性の乳癌の生涯リスクは56〜84%、卵巣癌リスクはBRCA1変異保有者が36〜63%、BRCA2変異保有者が10〜27%であるが、一般女性では乳癌の生涯リスクが約12%、卵巣癌は2%に満たない。

被験者のほぼ半数は、予防的に癌リスクを低減するため、1974〜2008年に乳房切除術または卵管卵巣摘出術のいずれかを受けた。平均約3.5年の追跡期間中、乳房切除術群に乳癌はみられなかったが、非手術群では7%が乳癌と診断された。また、卵管卵巣摘出群では卵巣癌と乳癌のリスクが低下し、非手術群に比べて長寿であり、6年間の追跡期間中、卵管卵巣摘出術を受けたBRCA2遺伝子変異保有者に卵巣癌はみられなかったが、非手術群では3%にみられた。

Rebbeck氏は「今回の研究の主なメッセージの1つは、これらの遺伝子変異を保有する女性の治療計画に卵管卵巣摘出術を含めるべきであるということである。医師は35歳ごろに卵巣の摘出を勧めるが、出産を終えていなければ40歳まで延ばしてもかまわない」と述べている。研究結果は、米国医師会誌「JAMA」9月1日号に掲載された。

付随論説の共著者である米ノースウェスタン大学(シカゴ)のVirginia Kaklamani博士は「この知見は、早期乳癌または卵巣癌の家族歴があるすべての女性が遺伝子検査を受けることがいかに重要かを真に強調するものである」という。別の専門家は、「リスクのある女性に助言する際により多くの情報が得られるため、この研究は非常に重要である」と述べている。(HealthDay News 8月31日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=642660
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