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降圧薬で血圧が上昇する患者も−レニンレベルが影響


[2010/09/06]
降圧薬で血圧が上昇する患者も−レニンレベルが影響

高血圧コントロールのために一般的に処方される降圧薬が、実は “統計学的に有意な”パーセンテージの患者において血圧を上昇させることが、新しい研究によって示された。

この警告は、米アルバートアインシュタイン医科大学(ニューヨーク)疫学・公衆衛生学教授のMichael Alderman博士らが、1981〜1988年に職場での高血圧コントロールのためにデザインされたプログラムに参加したニューヨーク在住の945人を対象に実施した研究に基づく。被験者は全員、収縮期血圧が140mmHg以上であり、登録前に高血圧治療の経験はなかった。

登録後、血液量を低下減少させるいわゆる“V”薬(利尿薬、Ca拮抗薬)、または血圧コントロールに重要な腎臓酵素レニンを低下減少させる“R”薬(β遮断薬、ACE阻害薬)の2種類の降圧薬のいずれか1つを処方した。

治療中の血漿レニン活性(PRA)と収縮期血圧をモニタリングし、レビューした結果、ある特定の患者において、血漿レニンレベルは、“V”薬または“R”薬が有益あるいは問題を生じさせるものになるかを予測することが判明した。全体では、患者の7.7%において臨床的に有意な10mmHg以上の血圧の上昇が認められた。これらの反応は、“R”薬を投与したレニンレベルの低い患者で最も高く(16%)認められた。

Alderman氏は「医師は皆、降圧療法に対する反応にばらつきがあり、患者によっては血圧が上昇することを知っている。今回のデータは、特定の薬剤による血圧上昇が患者のレニンの状態と薬剤との不一致によることを示唆しており、医師がレニンレベルを用いて最適な最初の薬剤を予測すべきであることを示唆している。また、レニンレベルのモニタリングは血圧コントロールを達成する可能性を高め、追加の降圧薬の必要性を低減させる」と述べている。

米ニューヨーク大学臨床内科助教授のStephen A. Siegel博士は、特定の薬物療法で恩恵を受けられる患者とそうでない患者を明確に分ける酵素レベルを医師が特定できれば、レニンのモニタリングが“優れた方法”になることに同意している。研究結果は、医学誌「American Journal of Hypertension(高血圧)」オンライン版に8月19日掲載された。(HealthDay News 8月25日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=642441
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