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においを嗅ぐデバイスで障害者が筆記や車いすの操作が可能に


[2010/08/02]
においを嗅ぐデバイスで障害者が筆記や車いすの操作が可能に

イスラエルの研究チームが、においを嗅ぐ(鼻をすする)力を利用することにより、重度の身体障害者がコンピューターゲームをしたり、筆記によって自分の考えを示したり、車いすでの移動を助けるデバイスを考案した。

この実験的な“スニッフ・コントローラー(sniff controller)”は、障害者の脳神経はダメージを受けていないことが多く、軟口蓋(口蓋後方の柔らかい部分)にメッセージを送れる機能が残されていることを利用したもの。軟口蓋が動く際の鼻腔内圧の変化を記録し、この変化を電気信号に変換してデバイスに送る。

イスラエル、ワイツマンWeizmann研究所(レホボト)のAnton Plotkin氏らは、この実験的デバイスが四肢麻痺患者や、周囲のことを認識していても反応したり動いたりすることのできない“閉じ込め症候群locked-in syndrome”の患者に役立つ可能性があるとしている。同氏らによる今回の研究では、脳卒中のため数カ月間閉じ込め状態にあった51歳の女性が、倒れて以来初めて家族あてにメッセージを書くことができた。

同様に、42歳の男性は18年前の自動車事故以来、閉じ込め状態にあったが、特定の文字を強調したときににおいを嗅ぐことでメッセージを書いた。このデバイスの導入から名前を書くまでには20分しかかからなかった。デバイスの利用により、四肢麻痺患者がものを書いたり、インターネットをしたり、電子メールを書いたりすることもできる。

また、健常な対照群と障害者群対象としが実験で、いずれも一連の単純なコマンド(前進は2回鼻をすする、後進は2回吐く、左旋回は吐いてすする、右旋回はすすって吐く)を用いていくつかの曲がり角を含む115歩の道を進むことができ、うまく“操作する”練習は通常、わずか15分であった。Plotkin氏らは、ほとんどの人が鼻をすする動作と別に呼吸ができると考えており、呼吸によって偶然車いすが動き、悲劇を招く可能性はないとしているが、“安全ブレーキ”付きでプログラムすることもできる。同氏らは、植物状態にある患者など他のタイプおけるデバイスのテストを計画している。同研究所は、この技術について特許を申請している。

米サウスフロリダ大学(タンパ)神経外科特別教授/加齢・脳修復センター所長のPaul Sanberg氏は「他に意思伝達手段のない人がにおいをかぐことを活用するいう、まさにメカニカルなことであり、重度の障害者に選択肢をもたらす」と述べている。研究結果は、米国科学アカデミー発行の「Proceedings of the National Academy of Sciences(PNAS)」オンライン版に7月26日掲載された。(HealthDay News 7月26日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=641487
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