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乳癌(がん)治療薬の新しいガイドラインを発表


[2010/07/27]
乳癌(がん)治療薬の新しいガイドラインを発表

最も一般的な乳癌(がん)であるエストロゲン受容体(ER)陽性乳癌に対する2種類のホルモン療法の最も良い使用法に関する新しいガイドラインを、米国臨床腫瘍学会(ASCO)が発表した。医学誌「Journal of Clinical Oncology(臨床腫瘍学)」7月12日号に掲載されたこのガイドラインは、2002年に発行された後、2003年、2004年に改訂された以前のガイドラインに代わるもの。

この問題に関する医学的研究の体系的レビューの結果、閉経後女性ではアロマターゼ阻害薬の追加により、タモキシフェンに比べて腫瘍再発数が明らかに減少したとの報告を受け、ガイドライン作成委員会では、この種の乳癌を有する閉経後女性は全員タモキシフェンの使用前後いずれかにアロマターゼ阻害薬を使用するよう勧めている。また、癌の再発リスク低減のため、同薬はタモキシフェン投与後5年間使用できるという。

委員会では、この特定の乳癌のサブタイプを有する女性におけるアロマターゼ阻害薬やタモキシフェンを検討した最近の研究をレビュー。その結果、アロマターゼ阻害薬単剤療法またはタモキシフェンとの併用療法では、タモキシフェン単剤療法に比べて無病生存期間(DFS)が改善し、癌の転移リスクも低減していた。

専門家は、診断時に閉経前または閉経前後の女性はタモキシフェンを5年間投与すべきであり、アロマターゼ阻害薬はこの年齢群には有効でないとしている。また、市販されている3つのアロマターゼ阻害薬、アナストロゾール(商品名:アリミデックス)、レトロゾール(同フェマーラ)およびエキセメスタン(同アロマシン)の有益性はすべて、基本的に同等であるという。

米フォックスチェイスFox Chase癌センター(フィラデルフィア)腫瘍学助教授のCrystal Denlinger博士は「これは、実際の診療を補強するものである。研究や国際会議での発表は一貫して、アロマターゼ阻害薬がタモキシフェンより優れていることを示していた」と述べている。

米ハーバード大学医学部(ボストン)内科准教授Harold J. Burstein博士は、「アロマターゼ阻害薬は骨粗鬆症、骨や関節の状態と明らかに関連し、高血圧や高コレステロールのリスクも高い」と指摘。タモキシフェンにも白内障や子宮癌、生命を脅かす血栓や脳卒中など重篤な副作用がある。また、別の専門家は「アロマターゼ阻害薬はタモキシフェンに比べて、他の部位への転移予防、別の二次乳癌の予防という点では優れているが、はるかに費用がかかる」としている。(HealthDay News 7月13日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=641047
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