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心臓画像検査でみられる累積被爆線量


[2010/07/21]
心臓画像検査でみられる累積被爆線量

近年米国でその使用が爆発的に増えている心臓画像検査により、患者を累積放射線量(cumulative doses)に曝露させる可能性が、この種のものでは最大規模の分析により明らかになった。ただし、専門家はその放射線量が有害かどうか、長期的にどのような影響があるかは実際にはわからないとしている。

米コロンビア大学メディカルセンター(ニューヨーク)心臓CT研究部長のAndrew Einstein博士らは今回、米国5か所の成人100万人近くのデータを分析。その結果、2005〜2007年に65歳未満の10人に約1人が放射線に関わる心臓検査を受けていた。画像検査の約半数(47.8%)は診察室で行われ、高齢者、特に男性で被爆傾向が高かった。

3年間の平均累積実効線量は16.4ミリシーベルト(mSv)で、これはバックグラウンド被爆(3mSv未満)よりも多いが、職業被爆の上限(20mSv以上)未満であった。この知見を米国成人全体に拡大すると、約63万6,000人の米国人が年間20mSV以上に被爆していると推定された。研究結果は、米国心臓病学会誌「Journal of the American College of Cardiology」オンライン版に7月7日掲載された。

Einstein氏は「主な放射線源はラドンでも宇宙線でもなく検査である。完全に安全な放射線量というものはなく、線量が低いほどリスクが低い」と述べ、医師が検査の“正当性”(本当に必要か)と最適化(最低線量で行えるのか)を配慮する必要があることを示唆するとともに、どの検査をいつ使用するかを慎重に選択することでリスクを最小限に抑えられるとも述べている。

米テキサスA&M健康科学センター内科教授のGregory Dehmer博士は「常にリスク対ベネフィット(便益)の問題であり、これらの検査は適切な診断と治療には必須である。余分な心臓検査を受けることによって悪影響を受けるよりも心疾患が診断されないまま死亡する人のほうがはるかに多い」という。

米トマス・ジェファーソン大学(フィラデルフィア)のEthan J. Halpern博士は「結論としては、これらの検査は適切な形で使用しなければならないということである」と述べている。今回の研究は、米エール大学、コロンビア大学、ジョンズ・ホプキンス大学、エモリー大学、マウントサイナイ、メイヨークリニック、ボストン・メディカルセンター、ミシガン大学の科学者らが共同で実施した。(HealthDay News 7月9日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=640953
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