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腸内細菌が関節リウマチを誘発


[2010/06/28]
腸内細菌が関節リウマチを誘発

腸内細菌が、関節リウマチ(RA)の原因となりうる免疫反応を誘発する可能性が、マウスを用いた新しい初期段階の実験で示された。これらの実験はまだ予備的なものであり、動物試験ではヒトと同様の結果が得られないことも多いが、今回の知見は自己免疫疾患の新たな見方につながり、新たな治療法や予防法をもたらす可能性があるという。

研究著者である米ハーバード大学(ボストン)医学部病理学教授のDiane Mathis氏らは、あらゆる哺乳類の腸内には何千種類もの細菌が生息しており、その多くは正常な免疫系の発達に欠かせないが、一部は自己免疫疾患の発現にかかわると説明。同氏は「最終的に、プロバイオティクスや抗生物質、その他の細菌性産物の阻害薬で治療することで、ヒトの自己免疫疾患や関節炎などを軽減、または予防することが可能になるかもしれない」と述べている。

米国立衛生研究所(NIH)の資金援助を受けて実施された今回の研究で、Mathis氏らは、遺伝的に関節炎を発現しやすいマウスを無菌環境で飼育した。研究の結果、これらのマウスでは通常の環境で飼育したマウスに比べて関節炎を引き起こす抗体が少なかった。しかし、マウスを非無菌環境に置き、一般的な腸内細菌の分裂した糸状体を胃に送り込んだところ、直ちに抗体を作り始め、4日以内に関節炎が発現した。

Mathis氏は、「細菌感染を介して関節炎に“罹患する”のではないことを認識することが重要である。むしろ、遺伝的に感受性の高い状況で、細菌がプログラムの展開を誘発する。今回の場合、細菌はマウスに、ある種の白血球をより多く作らせ、これらの細胞が脅威をもたらす抗体であるとして免疫系が反応し、関節リウマチを引き起こした」と説明している。

米マイアミ大学ミラー医学部内科教授のNancy Klimas博士は、反応性関節炎と呼ばれ、正式にはライター症候群として知られる重症型の関節炎が遺伝的感受性により生じ、感染に誘発されることを指摘し、「将来的には、腸内細菌を変化させることで、これらの疾患の一部を予防または治療できる可能性がある」と述べている。研究結果は、医学誌「Immunity(免疫)」6月25日号に掲載された。(HealthDay News 6月17日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=640245

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