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ベバシズマブが蛋白尿流出による腎障害と関連


[2010/06/23]
ベバシズマブが蛋白尿流出による腎障害と関連

広く使用されている抗癌(がん)薬のベバシズマブ(商品名:アバスチン)が、重度の尿蛋白(たんぱく)流出のリスクを4倍以上高めることが、新しいレビュー研究によって示された。腎臓から尿中へこれほど大量の蛋白が流出すると、重大な腎障害が生じ、抗癌薬の有効性が低減する可能性があるという。

米ストーニーブルック大学癌センター(ニューヨーク)のShenhong Wu氏らが、癌患者1万2,000例以上を含む16件の研究を分析して得られたこの知見は、医師がベバシズマブ使用患者の腎臓の健康をモニターする必要があることを示唆している。

今回のレビューでは、ベバシズマブ使用患者の2.2%に重度の蛋白尿が認められ、最高用量投与の患者ではそのリスクがさらに高かった。また、癌のタイプも腎障害のリスクに影響しており、腎癌患者におけるリスクが10.2%と最も高かった。研究結果は、米国腎臓病学会誌「Journal of the American Society of Nephrology」オンライン版に6月10日掲載された(印刷版にも掲載予定)。

ベバシズマブは、腫瘍周囲の血管の新生を阻害する血管新生阻害薬として知られる分子標的治療薬。米国食品医薬品局(FDA)は2009年に、他臓器に転移した腎細胞癌治療に対する、インターフェロンαとベバシズマブの併用療法を承認した。米国癌協会によると、第V相試験で併用療法による無増悪生存期間(PFS)の延長は認められたが、患者の寿命(全生存期間OS)を延長するかどうかは確認できなかった。また併用群では出血、高血圧、蛋白尿などの重度の副作用の発現率が高いかったという。(HealthDay News 6月10日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=639890
Copyright (c) 2010 HealthDay. All rights reserved.

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