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米国神経学会が脳死判定のガイドラインを改訂


[2010/06/14]
米国神経学会が脳死判定のガイドラインを改訂

脳死判定は、医師が確実に正しい結論を出せるように多数の検査を必要とする複雑なプロセスである。その目標を念頭に入れて、米国神経学会(AAN)は15年前に初めて作成されたガイドライン(指針)を改訂した。新しいガイドラインは、医学誌「Neurology(神経学)」6月8日号に掲載された。

新ガイドラインでは、25ほどの検査の段階を追ったチェックリストや脳死と判断する前に満たさなければならない基準に従うなど、医師が時間をかけて検討することを求めている。共著者である米ヘンリー・フォード病院(デトロイト)神経集中治療施設長のPanayiotis Varelas博士は「新ガイドラインの目標は、以前の研究で問題であることが判明した、脳死宣言の方法における当て推量や医師間のばらつきを一部排除することである」と述べている。

米国統一死亡判定法(UDDA)によれば、脳死は、呼吸が完全に停止し、心臓の鼓動が止まり、“脳幹など脳全体のすべての機能”が停止したときに発生する。この説明に同意しない者はいないが、2008年に全米で最良の病院41施設を対象に行われた研究では、医師や病院がこの基準を満たす患者を決定する際に広範囲に及ぶ厄介なばらつきがあることが示された。

この種の詳細が解決されている新ガイドラインは、1995〜2009年に発表された脳死に関するすべての研究をレビューした結果に基づいて作成されたもの。新ガイドラインでは、脳死には、原因が判明している昏睡、脳幹反射の消失、完全な呼吸停止という3つの主要な徴候(サイン)があるとしている。

Varelas氏は「脳死は、一部の限られた脳活動がまだある遷延性植物状態や少しだけ意識がある状態など、他の状態と混同してはならない。脳死は重度の外傷性脳損傷、脳卒中、心停止後の酸素不足により起きる。約90%の臓器提供は、脳死を宣言された患者のものである」と述べている。

米ダートマス医科大学(ニューハンプシャー州)神経内科教授のJames Bernat博士は「今回のガイドラインは医師が脳死を決定する際のばらつきの一部を排除するのに有用である。大きなリスクは、脳死でない患者に脳死を宣言することである。目標は、神経学的診療の均一性と質を改善することである」と述べている。(HealthDay News 6月7日)

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=639844
Copyright (c) 2010 HealthDay. All rights reserved.

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