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卵巣癌(がん)の早期検出が実現する日は近い


[2010/06/01]
卵巣癌(がん)の早期検出が実現する日は近い

段階的アプローチによって、卵巣癌(がん)の平均的なリスクを有する高齢女性において、早期に癌を正確に見分けられることが新しい研究によって示唆された。卵巣癌は診断が遅すぎて治療が成功しないことが多いため、サイレント・キラーとして知られる。数学モデルを用いたこの “卵巣癌リスクのアルゴリズム(評価手順)”(Risk of Ovarian Cancer Algorithm: ROCA)は、卵巣癌の平均的なリスクを有する閉経後女性向けにデザインされたもの。

研究著者の米テキサス大学M.D.アンダーソン癌センター(ヒューストン)婦人科腫瘍学教授のKaren Lu博士は「75%以上の症例は、治癒率が30%未満である進行期に受診する。現在、有効なスクリーニング法はない」という。研究は、50〜74歳の閉経後女性3,200例以上を対象としたもので、被験者に卵巣癌の既往はなく、乳癌や卵巣癌の有意な家族歴もなかった。

研究では、年1回の血液検査を開始し、血液中の蛋白(たんぱく)であるCA-125を調べた。その結果、低リスクであれば次回検査を1年後としたが、中等度のリスクの場合は3カ月以内に追跡検査を実施した。追跡検査でも検査値が高ければ高リスクとみなし、経膣超音波検査(TVS)または超音波検査を実施し、婦人科腫瘍専門医に紹介し、専門医が外科手術の必要性を判断した。

9年間の試験期間中、6.8%が3カ月毎にCA-125検査を受けるようになり、TVSおよび癌専門医に紹介されたのは1%のみであった。計8例が外科手術を勧められ、うち3例が早期浸潤癌(この3例は年1回のCA-125検査を3年間受けてから次段階に移行)、2例が“境界型”の卵巣腫瘍、残り3例が良性卵巣腫瘍であった。ROCA法の特異度は99.7%で、偽陽性はなかった。また、浸潤性卵巣癌患者が検査で見逃されることはなかったという。

米国臨床腫瘍学会(ASCO)会長で、米ミシガン大学医学部(アナーバー)内科教授/総合癌センター所長のDouglas W. Blayney博士は「このROCA法は、悪性癌のスクリーニング方法に対する個別化医療である。現在英国で実施されているより大規模なROCA試験の結果(2015年の予定)が好ましいものであれば、遠からず診療に利用され、閉経後女性に対するルーチンの健康診断の一部となる可能性がある」という。今回の知見は、6月に米シカゴで開催されるASCO年次集会で発表される予定。(HealthDay News 5月20日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=639338
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