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スタチンの使用が眼、腎臓、肝臓の障害と関連


[2010/05/31]
スタチンの使用が眼、腎臓、肝臓の障害と関連

コレステロール低下薬であるスタチンを使用する患者では、肝機能障害や急性肝不全、白内障のリスクが高まる可能性があることが、英国の研究者らによって報告された。ただし、さまざまな癌(がん)のリスクとの関連、パーキンソン病や関節リウマチ、血栓塞栓症、認知症、骨折との関連はみられなかったという。

シンバスタチン(商品名:リポバス)、アトルバスタチン(リピトール)、プラバスタチン(メバロチン)、ロスバスタチン(クレストール)、フルバスタチン(ローコール)などのスタチン系製剤は、複数の研究で心疾患や心臓発作のリスク低減に有効であることが示されており、専門家は、同薬の心疾患のリスク低減における周知の恩恵を考えれば、今回の知見はスタチンを遠ざける理由にはならないとしている。

英ノッティンガム大学臨床疫学・一般診療教授のJulia Hippisley-Cox博士は今回、同僚の医学統計学准教授Carol Coupland氏とともに、新規のスタチン使用患者約22万6,000人を含む200万人以上のデータを収集し、これらの患者で2002年1月〜2008年6月にみられた有害アウトカム(転帰)を検討。

研究の結果、スタチン使用は中等度から重度の筋障害のより高いリスクと関連しており、急性腎不全や肝機能障害のリスクは投与量の増加に伴い、増大した。スタチンを使用している高リスク女性1万人につき心疾患は約271例、食道癌は8例少なかったが、肝機能障害は74例、急性腎不全は23例、白内障は307例、筋障害は39例多かった。筋障害の比率が高い点を除き、男性でも同様の結果がみられた。

これらの障害は、フルバスタチンを除き使用した各種スタチンのいずれでも同様にみられ、フルバスタチンは他のスタチンと比べて肝機能障害のリスクが高いようであった。また、有害作用のリスクはスタチンを服用する限り持続するが、投与開始後1年間が最も高かった。研究結果は、英国医師会誌「BMJ」オンライン版に5月21日掲載された。

同誌付随論説の共著者であるアラブ首長国連邦、シェイク・ハリーファSheikh Khalifaメディカルシティ(アブダビ)心臓科学研究所のAlawi A. Alsheikh-Ali博士は「今回の知見は、スタチンは一般的には安全だが、副作用と全く無縁ではないことを示している。しかし、現行の治療法を変えるものではない」と述べている。別の専門家は、「心血管系疾患やそのリスクを有するスタチン使用者は治療を継続すべきであり、非使用者は生活習慣の改善とともにスタチン療法の開始について医師と協議すべきである」としている。(HealthDay News 5月20日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=639313
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