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緑色光への曝露でも体内時計のリセットが可能


[2010/05/24]
緑色光への曝露でも体内時計のリセットが可能

緑色光(グリーンライト)への曝露によって、体内時計をリセットし、睡眠に関連するホルモンであるメラトニンの反応を変えられることが、新しい研究によって示された。

医学誌「Science Translational Medicine(サイエンス・トランスレーショナル医療)」5月12日号掲載のこの知見は、米ブリガム・アンド・ウイメンズ病院(ボストン)のSteven Lockley氏らが、視覚と関連しない方法を用いて光曝露に対する眼の応答を検討した以前の研究に基づいて行った研究で得られた。

これまで、いわゆる“非視覚系応答(non-visual responses)”は青色光(ブルーライト)への曝露に関連するとされてきた。眼の神経節細胞層にあり、視覚処理を行う部分と異なる光受容システムが青色光を感知・吸収する特殊な細胞の中心として特定されており、これによって体内の概日(サーカディアン)時計の変化が生じる。

青色光への曝露は、眠りを促すメラトニンを抑制し、覚醒度の増大を促すことも判明しており、これらの観察結果は、概日リズム睡眠障害や季節性情動障害に対する多くのFDA(米国食品医薬品局)未承認のデバイスやテクノロジーでの青色光の利用につながってきた。Lockley氏は「今回の結果は、概日リズムやホルモン、覚醒度に対する光の影響を予測する際に、青色光だけでなく緑色光など他の可視波長も考慮しなければならないことを示唆している」と述べている。

今回の研究は、健常ボランティア52人を対象に9日間行われた。被験者を、夜間交代勤務を模した覚醒-睡眠スケジュールで生活させた後、緑色光または青色光に1日6.5時間曝露した。実験は、時間を示す可能性のあるすべての手がかりを奪った状態で実施された。

研究の結果、青色光はメラトニンレベルおよび概日時計リズムに最も容易に刺激的変化をもたらせたが、緑色光も長時間の持続性は常時確認できなかったものの、曝露により非視覚系応答を生じさせることが判明した。(HealthDay News 5月12日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=639049
Copyright (c) 2010 HealthDay. All rights reserved.

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