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血液中の腫瘍細胞が乳癌(がん)患者の生存に影響


[2010/05/19]
血液中の腫瘍細胞が乳癌(がん)患者の生存に影響

転移乳癌(がん)患者の血液中の循環腫瘍細胞数が生存に直接的な影響を及ぼすことが、新しい研究によって示され、ベルギー、ブリュッセルで開催されたIMPAKT乳癌会議で発表された。この知見は、転移乳癌患者の個別化治療の改善に有用である可能性がある。

循環腫瘍細胞は転移乳癌患者の50〜80%に認められ、血液7.5ミリリットル(ml)中にこれらの細胞が5個以上ある患者の平均生存期間は、5個未満の患者に比べて短いことは以前から知られている。

今回の研究で、米テキサス大学M.D.アンダーソン癌センター(ヒューストン)のAntonio Giordano博士らは、循環腫瘍細胞の増加が生存に及ぼす影響について理解を深めるため、人工ニューラルネットワーク(人工神経回路網)を用いて転移乳癌患者516例のデータを分析した。

同氏は「転移乳癌患者では、循環腫瘍細胞数と死亡リスクの間に直線(リニア)関係があることが判明した。最も重要なのは、血液7.5 ml中の循環腫瘍細胞が40個以上の患者の1年後の死亡リスクは、腫瘍細胞のない患者の約2倍であったことである。これらの結果は、循環腫瘍細胞5個という単純なカットオフ値がこの予後変数の複雑性に十分対応していない可能性を示している」と述べている。(HealthDay News 5月7日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=638876
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