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自閉症児の親は代替療法に頼る傾向に


[2010/05/10]
自閉症児の親は代替療法に頼る傾向に

自閉症児5人のうち約1人が、神経発達障害に対して代替療法を用いており、特別食の利用が最も多いことが、カナダ、バンクーバーで開催された米国小児科学会(PAS)年次集会で報告された。

自閉症スペクトラム障害児1,212人を対象とした研究の結果、約17%が特別食を用いており、半数以上が小麦や乳製品を除いた無グルテン、無カゼイン食を摂取していた。他に多くみられた食事法の変更としては、加工糖を避けることや、腸内細菌叢(そう)の維持に有用と思われるヨーグルトなどの微生物のプロバイオティクスやサプリメントの摂取があった。

研究支援団体である米オーティズム・スピークスAutism Speaks(ニューヨーク)自閉症治療ネットワーク(ATN)医長で、米オハイオ州立大学小児精神医学科教授のDaniel Coury博士は「従来の治療が有効でなかったり、高価すぎる場合に、補完代替療法のほうが自然であると思えば、人はそれに頼るようになる」と述べている。

親たちが自閉症児に試みさせている他の代替療法は、高圧酸素療法や体内から重金属を除去するキレート療法など多岐に及んでいたが、1%未満の保護者しか試していなかった。Coury氏は「これらが有効であるエビデンス(科学的根拠)はなく、危険性を示すエビデンスもあるため、これは良いことである」と述べている。

同集会で発表された別の研究では、ATNに登録した小児1,185人の家族が消化管(GI)症状、行動、睡眠、QOL(生活の質)に関する質問票に記入。その結果、約45%の小児に腹痛や便秘、下痢などのGI症状がみられ、年齢が上がるほど多く、5歳未満で約9%、7歳以上で51%に認められた。また、GI症状のある小児の約70%に睡眠障害を認めたが、問題のない小児では30%であった。さらに別の研究では、GI障害児には睡眠不足が原因と思われる行動問題も多いことが示唆された。

米ケネディ・クリーガー研究所(ボルチモア)のPaul Law博士は「ある治療法が有効であるという医学的証拠はほとんどなく、プラセボ効果が強い可能性がある。有効性が示されているものには、行動的介入と、攻撃性や他の行動の問題の予防に有用な薬物療法がある」という。自閉症スペクトラム障害児の約27%が1種類以上の薬剤を服用しているとの研究も報告された。(HealthDay News 5月2日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=638630
Copyright (c) 2010 HealthDay. All rights reserved.

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